「2億世帯以上の人々が視聴するに相応しい試合だった」

　さらに、最強王者決定戦の舞台に立ったことで、井上は国際的なスターダムに乗ったと大物プロモーターは語っている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

「この試合は2億世帯以上の人々が視聴するに相応しい試合だったと思います。破壊的で魅惑的なノックアウト勝ちです。これまでイノウエについて、海外では熱心なボクシングファンが知る存在でした。彼にはスーパースターのポテンシャルがあります。パッキャオを超える潜在能力があると思っています。日本国外でもライトなボクシングファンや普通のスポーツファンも知るようなスターになったのではないでしょうか。この試合を経て、景色が変わったかもしれません。

　ボクシング市場でライト層の開拓は我々WBSSの狙いでもあります。ハードコアなファン層が一番大事です。そこはこれからも大切にして行きますが、コア層を広げる取り組みが重要になるのです。その意味でも井上の前評判通りのモンスターぶり、ノックアウト勝ちはWBSSのブランディングにとっても最大の効果が期待できます。もはやイノウエはキラーコンテンツと呼んでもいいでしょうね」

　戦慄のWBSSデビューを果たした井上。アジア出身選手では伝説の6階級王者マニー・パッキャオ（フィリピン）に続く、世界的なスーパースターの階段を駆け上がろうとしている。