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ボクシング中谷潤人、王者を崩落させた衝撃TKOに海外記者もこぞって絶賛「あの右はえげつない」

ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われ、セミファイナルのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・中谷潤人(M.T)が王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回1分12秒TKO勝ちした。日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」を達成。海外メディアにも衝撃が走り、TKO直後にXで記者たちが反応。「あの右フックはえげつない」「これはキャリア最高のパフォーマンスだったかも」などと実力を絶賛していた。

WBC世界バンタム級、アレハンドロ・サンティアゴを下した中谷潤人【写真:山口比佐夫】
WBC世界バンタム級、アレハンドロ・サンティアゴを下した中谷潤人【写真:山口比佐夫】

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

 ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われ、セミファイナルのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・中谷潤人(M.T)が王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回1分12秒TKO勝ちした。日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」を達成。海外メディアにも衝撃が走り、TKO直後にXで記者たちが反応。「あの右フックはえげつない」「これはキャリア最高のパフォーマンスだったかも」などと実力を絶賛していた。


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 次代の最強との呼び声高い中谷が、また圧巻の実力を見せた。序盤から優位な展開で進め、決着は6回だ。遠距離から強烈なワンツーをサンティアゴに突き刺し、ダウンを先取。再開後も猛ラッシュで2つ目のダウン奪取した。なすすべなく崩れ落ちた王者とは対照的に、中谷は歓喜の表情を見せた。

 昨年5月、米ラスベガスでアンドリュー・マロニー(オーストラリア)に12回TKO勝ちで世界に衝撃を与え、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」など、海外の各メディアで「年間最優秀KO賞」に選出され、世界的評価を高めていた中谷。今回の鮮やかな勝利にも、X上で海外記者たちが反応した。

 本場・米国のボクシング専門誌「ザ・リング」で格付け評議員を務めるアダム・アブラモウィッツ氏は「ジュントは凄まじいボクサーだ。階級を上げて、最小限の戦いでチャンピオンを倒した。印象的なストップを収めた。素晴らしい」と絶賛。別の投稿でも「あの右フックはえげつなかった」と強烈な一発に舌を巻いていた。

 さらには米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者が「118ポンド(バンタム級)で誰かがナカタニを破るのを見るのは難しい」ともはや敵なしと表現すれば、リング誌のトム・グレイ記者も「ナカタニは極めて良かった。これはキャリア最高のパフォーマンスだったかもしれない。サンティアゴは少々のパンチを決めたが、完全に支配されていた。華麗なフィニッシュだった」と王者相手の鮮やかな勝利を称えた。

 1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」も公式X(旧ツイッター)で結果を速報。「ジュント・ナカタニがアレハンドロ・サンティアゴに衝撃的な6回KO勝利」と伝えた。WBCは「WBC世界バンタム王者:ジュント・ナカタニ! 挑戦者が偉大なパフォーマンスでメキシコ人王者にKO勝利!」と伝え、米興行大手・トップランク社公式Xも「ハイライト製造キングだ」と見どころ十分の一戦を称賛した。

 戦績は26歳の中谷が27勝(20KO)、初防衛戦の28歳・サンティアゴが28勝(14KO)4敗5分け。次代の26歳最強ボクサーが、転級初戦で日本人にとって馴染み深いWBCのバンタム級王座を日本に取り戻した。

(THE ANSWER編集部)





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