10連覇中の中国大苦戦、韓国に先に2勝許す波乱の展開 中国ファン騒然「中国卓球ががけっぷち!」
世界卓球団体戦は24日、韓国・釜山で男子準決勝が行われ、10連覇中だった中国が韓国と対戦。2-2と大苦戦の展開となっている。ネット上の中国ファンも騒然。「中国卓球ががけっぷち!」「劉国梁(卓球協会のトップ)、下りてきて指導しろ」などとSNS上にコメントが集まっている。
世界卓球・男子準決勝
世界卓球団体戦は24日、韓国・釜山で男子準決勝が行われ、10連覇中だった中国が韓国と対戦。2-2と大苦戦の展開となっている。ネット上の中国ファンも騒然。「中国卓球ががけっぷち!」「劉国梁(卓球協会のトップ)、下りてきて指導しろ」などとSNS上にコメントが集まっている。
世界ランク1位~3位の3人を揃えた中国。11連覇を目指しているが、開催地の大声援を受けた相手に苦戦を強いられている。第1試合は世界ランク2位の王楚欽が登場。相手は世界14位のチャン・ウジンだった。チャン・ウジンの得点の度に、開催国・韓国のファンは大盛り上がり。勢いに乗って第1ゲームは11-7でチャン・ウジンが先取した。続く第2ゲームは2-11で取られたものの、第3ゲームは13-11と粘り勝ち。第4ゲームも11-6で制し、韓国が先に1勝を手にした。
続く第2試合は世界1位の樊振東と同18位イム・ジョンフンが対戦。ここは世界No.1の貫録を見せ、3-0(11-8、11-6、11-8)で樊振東がストレート勝ちを収めたが、第3試合は同27位イ・サンスが五輪で計5つの金メダルを獲得している同3位の馬龍を撃破。フルゲームに持ち込まれる熱戦だったが、最後は11-4と会心の出来。3-2(11-7、4-11、13-11、6-11、11-4)の金星で、韓国が2-1と決勝進出に王手をかけた。
第4試合は樊振東がチャン・ウジンを3-0で下して2-2としたものの、SNS「ウェイボー」の中国ファンは騒然。「1-2で中国がリードされている。ファンじゃないけど、中国卓球は圧倒的な実力があるんだとばかり思っていた。こんなに大変だとは思わなかった。若い人が出てきて、ベテランは大変だ」「1-2になって、韓国の観衆が大喜びしている。やっぱり、ホームでの試合はホームチームに有利だ」「中国卓球ががけっぷち!」「はやく、劉国梁、下りてきて指導しろ」などとコメントが集まっていた。
意外にも「どんなに強くてもずっとチャンピオンでいられるわけじゃないし、ずっとチャンピオンっていうのも面白くない」「いつもいつも勝っているのも面白くない」「負けなら負けでいい。このスポーツ、勝ってばかりじゃおもしろくない」「実力伯仲の方がおもしろい!」「なんだか分からないけど、けっこうおもしろい」と接戦を歓迎する声も多かった。
(THE ANSWER編集部)