伊藤美誠、応援の仕方に対する心無い声に願い 冷静に助言で貢献「私らしい応援をしてるだけ」
世界卓球団体戦は23日、女子準決勝が行われ、日本が香港を3-0で下して決勝進出。53年ぶり世界一をかけ、24日の決勝で絶対女王・中国との対戦が決まった。試合中に選手への助言でも貢献している伊藤美誠(スターツ)が、香港戦後に自身のSNSに思いを記した。自身の応援の仕方に対する心無い声が寄せられているようで「選手たちが自然に楽しく、出し切れるように一緒に応援してください」と願っている。
世界卓球女子団体・日本は中国と決勝で激突
世界卓球団体戦は23日、女子準決勝が行われ、日本が香港を3-0で下して決勝進出。53年ぶり世界一をかけ、24日の決勝で絶対女王・中国との対戦が決まった。試合中に選手への助言でも貢献している伊藤美誠(スターツ)が、香港戦後に自身のSNSに思いを記した。自身の応援の仕方に対する心無い声が寄せられているようで「選手たちが自然に楽しく、出し切れるように一緒に応援してください」と願っている。
伊藤はここまで2試合に出場。ベンチから選手に熱心なアドバイスを送る姿も中継には映っており、SNS上ではその積極的な姿勢に心打たれる反応が多数書き込まれていた。
しかし心無い言葉も書き込まれていた様子で、伊藤は香港戦後に自身のインスタグラムに思いを記した。ストーリー機能を使い「毎日夜遅くまで日本チームの応援ありがとうございます」「選手への応援の仕方が気に食わない方たちがいるようで、応援の仕方にも人それぞれあると私は思います」とつづった。
「わーわー言えばいいと言うものでもありません」と続け、「わたしは選手が安心して落ち着いて、戦えるように私らしい応援の仕方をしてるだけです そして他の選手が盛り上げてくれて、両立できるようにしてくれていると思います」と応援にも役割があり、それぞれが出来ることを果たしていると説明した。
東京五輪で3つのメダルを獲得した伊藤は、パリ五輪の代表入りを逃している。今大会もリザーブ中心だが、献身的に日本の勝利に尽くしている。「ここでいうのも失礼かもしれませんが、わたしも正直悔しさを押し殺して、でも日本チーム、出てる選手が勝って欲しいからたくさんアドバイスもさせてもらっています。応援してないならアドバイスも絶対しません。応援するときも1人じゃないし、心細くなく、楽しく話し合いながら応援もできてすごく楽しいです」と心中を明かしている。
別の投稿では反応の8割が嬉しい激励の言葉であるとしながら「少ない数の方が入って来てしまって本当に悔しい苦しい気持ちでいっぱいです。でも伝えたらわかってくれるかもしれない こういうことなんだ! ともしかしたら気づいてくれるかもしれないと思い自分の気持ちを書きました」と今回の投稿の意図を説明した。
「選手は一人一人ものすごく、一生懸命一本一本得点しようと思っています。その選手たちが自然に楽しく出し切れるように一緒に応援してください」「たくさんの方が発言する時にしっかり責任と誠意をもって伝えて欲しいです」と願いを込めている。
(THE ANSWER編集部)