中谷潤人のバンタム級ボディー完成 衝撃KOで3階級制覇へ「一つのコンテンツとして見てほしい」
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。23日は都内で前日計量が行われ、セミファイナルのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチに臨む同級1位・中谷潤人(M.T)は53.3キロ、王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)は53.4キロでクリア。日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」へ、バンタム級仕様のボディーが完成した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の中谷が26勝(19KO)、初防衛戦の28歳・サンティアゴが28勝(14KO)3敗5分け。
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。23日は都内で前日計量が行われ、セミファイナルのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチに臨む同級1位・中谷潤人(M.T)は53.3キロ、王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)は53.4キロでクリア。日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」へ、バンタム級仕様のボディーが完成した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の中谷が26勝(19KO)、初防衛戦の28歳・サンティアゴが28勝(14KO)3敗5分け。
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過去最高の仕上がりでリングに上がる。先に計量したのは王者サンティアゴ。パンツ姿で台に乗ったが、スムーズにパスできず。その場で全裸になって量り直した。なんとかクリアすると、急いでパンツを履いてからガッツポーズ。一方、中谷は堂々と一発クリアして胸を張った。約14秒のフェイスオフ後は握手。挑戦者はメディアにも一礼し、リカバリーに努めた。
昨年9月にWBO世界スーパーフライ級王座を初防衛。約10キロの減量苦もあり、王座を返上した。1.4キロ重いバンタム級転向初戦で日本人3人目の「全勝3階級制覇」に挑む。転級初戦の計量を終え、「だいぶ違いました。減量のダメージも少ない。昨日(22日)と同じような状態です」と自信。この日は朝ごはんも軽くとり、「前は最後にひとしぼりが必要だったけど、その辺のダメージがない」と負担が比較的少なかったという。
「違いは明日(24日)、より実感できると思います。(リカバリーの感覚も)違いますね。今日の朝起きた時点でリミットまで100、200グラムくらい。運動して汗を流した。(過去最高の自分?)そうですね。毎回そうですけど、上手くできたので期待してもらえればと思います」
ここまで2階級制覇したが、ともに空位の王座を争う決定戦。世界王者への挑戦は初めてだ。「自分にとってもターニングポイントになる試合。より期待してもらえるよう、未来にビジョンを持ってもらえるような試合にしたい」。昨年5月に米ラスベガスでアンドリュー・マロニー(オーストラリア)に12回TKO勝ちで2階級制覇を達成。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」など、各メディアで「年間最優秀KO賞」に選出された。今回も衝撃KOが期待される。