「日本を誇らしい気持ちに」 帰化して背負った初の日の丸、監督も称えたハレルソンの熱い心構え【バスケ・アジアカップ予選】
来日8年で掴んだチャンス「逃すわけにはいかなかった」
ハレルソンはケンタッキー大を卒業後、2011年に米プロバスケットボール(NBA)のニックスに入団。ヒートやピストンズでもプレーした。プエルトリコ、中国、ラトビアのリーグを経て、16年にBリーグの大阪エヴェッサに加入。以降は日本が活躍の舞台となり、今季からは帰化選手として佐賀と契約している。
「色々な感情が込み上げてきた。自分自身よりも遥かに大きなものを背負うこと、国を代表すること。これだけの気持ちを体験するのは初めてだった。日本での8年間を経て得られたチャンス。逃すわけにはいかなかった。今夜ここでプレーする機会を与えてもらえてとても感謝している。自分が出来るベストな形で日本を代表したかった。今日勝ててとても嬉しい」
熱い想いで試合に臨んだハレルソン。会見に同席したトム・ホーバス監督も「それは私が大好きな心構えだ。それがロッカールームに充満することが大事。日本のバスケットボールにポジティブな変化をもたらしてくれるものだ」と褒めたたえた。プレー面でも「リングの下で堅牢な壁になってくれた。相手は彼に苦戦していた。21リバウンドだなんて、かなりいいね。グレートジョブ!」と笑顔で労った。
「今日私がしたかったことは、日本を誇らしい気持ちにさせること。それが出来ていたら嬉しい」と、日本の誇りのために全身全霊を捧げたビッグマン。試合後には自身のXを更新し、「みんなの応援が力になりました。本当にありがとう! 日本が大好きです!」と日本語でつづっていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)