世界的技術を持つボクサー井上拓真の攻略法 最強挑戦者の母国記者指摘「タクマは打たれた後…」
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、メインイベントのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)は挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)らと出席した。取材で来日したボクシング取材歴20年以上のフィリピン人記者は、アンカハスの勝利を予想。「彼はバンタム級での方がずっと強い」と証言した。
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ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、メインイベントのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)は挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)らと出席した。取材で来日したボクシング取材歴20年以上のフィリピン人記者は、アンカハスの勝利を予想。「彼はバンタム級での方がずっと強い」と証言した。
地元紙「フィリピン・スター」のアバック・コルデロ記者は20年以上ボクシングを取材。世界6階級制覇を成し遂げた母国の英雄マニー・パッキャオ氏の試合も25戦ほど取材してきた大ベテランだ。会見後に「THE ANSWER」の取材に応じ、メインイベントの試合について展望した。
「ベルトを持っているのはタクマで彼が下馬評では優位かもしれない。しかし、戦績を見れば、ジェルウィンが優位だ」。拓真の18勝(4KO)1敗と、アンカハスの34勝(23KO)3敗2分を比較し、IBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛した経験を持つアンカハスに分があると持論を展開した。
「(アンカハスは)経験と技術を持っている。スーパーフライ級の時よりもバンタム級の今の方が快適そうだ。筋肉をつけられるし、好きなだけ食べられるからね。判定にしろ、KOにしろ、ジェルウィンに軍配が上がるだろう」
この日の会見では、拓真に自身の顔がプリントされたTシャツをプレゼントするなど、終始笑顔だったアンカハス。計量前日だが、減量も順調に進んでいる様子を窺わせた。