世界卓球で咄嗟に飛び出た“曲芸打ち”にWTT仰天 背中側の返球で「巧みなトリックを披露した」
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日から決勝トーナメントの戦いが始まった。男子グループリーグ(GL)を4戦全勝で首位通過したフランスの選手が見せた“曲芸打ち”にワールドテーブルテニス(WTT)も注目。「巧みなトリックを披露した」と動画を公開し、「第4日のベストポイント」に選出している。
フランスの男子選手が見せた秘技とは
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日から決勝トーナメントの戦いが始まった。男子グループリーグ(GL)を4戦全勝で首位通過したフランスの選手が見せた“曲芸打ち”にワールドテーブルテニス(WTT)も注目。「巧みなトリックを披露した」と動画を公開し、「第4日のベストポイント」に選出している。
こともなげに秘技を繰り出した。19日に行われたフランスとオーストラリアのGL最終戦、フランスが2連勝で迎えた第3試合の1ゲーム目開始直後だった。驚きの返球を見せたのはリリアン・バルデだ。対峙したニコラス・ラムがバック側へと放った強烈な一打に対し、バルデは背中の後ろに通したラケットで打ち返す“背面打ち”で応戦。見事に返すと、次の一打でスマッシュを決め、先制ポイントを奪った。
この試合がフランス代表デビューだったバルデは、このセットを9-11で落としたものの、フルセットの末、3-2(9-11、11-6、11-3、8-11、11-9)で勝利。フランスは4連勝でGL首位通過となった。WTT公式インスタグラムは「第4日のベストポイント」とキャプションを添えて“曲芸打ち”の動画を投稿。チェックマークの絵文字とともに、「フランス代表デビュー、最初のポイントを獲得、最初のポイントを背面打ちで獲得」と達成した事項を列挙した。
続けて「リリアン・バルデは巧みなトリックを披露して、この日のベストポイントを決めた」と記して称賛。海外ファンからは「これは彼がフランス代表のシャツを着て決めた最初のポイントだった。悪くないスタートだね」と代表デビューだったことを強調するコメントが寄せられた。
(THE ANSWER編集部)