LEXUSのマーク入ったウェアの松山に贈られる韓国の超高級車

　米男子ゴルフツアーのジェネシス招待を制した松山英樹（LEXUS）に、韓国から意外な注目が寄せられている。この大会のメインスポンサーは、韓国の現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」で、松山にも優勝賞金400万ドル（約6億円）のほか、価格が1000万円を超えるとみられる最新型SUVの「GV80クーペ」が贈られるという。

　18日（日本時間19日）に米カリフォルニア州のリビエラCC（7322ヤード、パー71）で行われた最終日、7位で出た松山英樹（LEXUS）は9バーディー、ボギーなしの62で回り、通算17アンダー。6打差を大逆転し、アジア人最多となる米ツアー9勝目をマークした。3度にわたって3連続バーディーを決める、あまりに鮮やかな逆転劇は世界の注目を集めた。

　この大会の経済効果に注目したのが韓国紙「韓国経済」だ。記事によると「ジェネシス」がこの大会のスポンサーを務めるのは8年目で、松山には最新SUVの「GV80クーペ」が贈られる。韓国の自動車情報サイトによれば、フルオプションなら1億1244万ウォン（約1260万円）になる超高級車だ。

　また韓国紙「国民日報」は「LEXUSが後援する松山英樹、現代自動車の主催大会で大逆転のドラマ」という見出しで、トヨタ自動車の高級車ブランド「LEXUS」のスポンサードを受ける松山がこの大会に優勝した意味を報じている。

　記事は「韓国の自動車会社が主催した大会で、胸に日本の自動車メーカーのロゴを付けた日本人選手が頂点に立った」と伝えている。確かに現代自動車のチョン・ウィソン会長からトロフィーを受け取る松山の左胸にはLEXUSのロゴが入っており、日韓の自動車対決と見ているメディアも韓国には多いようだ。