中国に衝撃2勝したインド卓球の急成長 中国メディア分析「秘密兵器は4種類のラバーにある」
ラバー以外の要因も「選手に試合数を保証するばかりでなく…」
孫は試合後、ムカルジーの特殊な打法に適応できず、「そのスピンやスタイルを知らなかった」と明かしたという。記事では「中国チームは珍しいラバーに関して特別な訓練をしており、試合で誰かが『変わった板』を使っていても、すぐに適応できる力を持っている」としつつ、こう分析した。
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「ところが、アジア大会の際には4種類のラバーが順番に出てくるものだから、難度も自然とバージョンアップする。インドペアはそれに合わせてさらに奇怪な戦術を使って相手を惑わせた」「3人が異なる種類のラバーを用いていたことで、対応は難しくなった。とりわけ孫に勝ったインド選手のラバーはなかなか目にすることのない種類だったという」
記事によると、近年のインドは6チーム構成の国内リーグで積極的に選手を育成。「選手に試合数を保証するばかりでなく、国内外から高いレベルの選手を集めている」とした上で、「インドは近年、卓球界で国際的な発言権も強めており、2022年にはインド卓球のスター選手が中国の劉詩文とともに国際卓球連盟の選手委員会の委員長に選出されている」と説明した。
「リーグの規模保証とともに、こうしたことがインド卓球の発展を大きく後押ししている」と発展の背景をつづった同メディア。「ここ数年、インドペアは韓国、日本、中国チームに重要な勝利を収めている。彼らが中国チームのパリ五輪シーズン中の重点的な研究対象となることは間違いない」と警戒感を強めた。インド卓球は世界の上位に迫る勢いで成長しているようだ。
(THE ANSWER編集部)