中国に衝撃2勝したインド卓球の急成長 中国メディア分析「秘密兵器は4種類のラバーにある」
卓球の世界選手権団体戦は17日、韓国・釜山で第2日が行われ、チーム世界ランク1位の中国女子が同57位ウズベキスタンに3-0の完勝を収めた。しかし、前日の初戦は同21位インドに2敗する衝撃的な大苦戦の末に白星発進しただけに、中国メディアのトピックは敗因分析にある様子。「秘密兵器は4種類のラバーにある」としつつ、「インド卓球の発展を大きく後押ししている」とラバー以外の要因も挙げた。
世界卓球・団体戦
卓球の世界選手権団体戦は17日、韓国・釜山で第2日が行われ、チーム世界ランク1位の中国女子が同57位ウズベキスタンに3-0の完勝を収めた。しかし、前日の初戦は同21位インドに2敗する衝撃的な大苦戦の末に白星発進しただけに、中国メディアのトピックは敗因分析にある様子。「秘密兵器は4種類のラバーにある」としつつ、「インド卓球の発展を大きく後押ししている」とラバー以外の要因も挙げた。
「孫頴莎、王芸迪がいずれも敗れる。中国女子卓球に冷や汗をかかせたのはいったい誰?」。こう見出しを打って報じたのは、中国メディア「澎湃新聞」だった。「インド女子卓球は近年急速に台頭している。特殊なプレースタイルの選手の育成に力を入れ、それを利用して勝利しているのだ」と直近2年の敗戦結果を交え、インド卓球の急成長ぶりを伝えた。
さらに「今回も、中国女子卓球はインドチームに大きく惑わされた」と指摘。インド戦は、世界ランク1位の孫穎莎が同155位のアイヒカ・ムカルジーに敗れる大波乱が世界に衝撃を走らせた。同2位の王芸迪も同49位のスリージャ・アクラにストレート負け。3勝2敗で白星発進したが、冷や汗をかき「中国卓球が世界卓球の予選の段階でこのような状況にいたったことはほぼない」と伝えた。
昨年9月のアジア大会では、女子ダブルスでインドペアが銅メダル。「見たところごく普通なのに、なぜ並外れた結果を出すことができたのか」と疑問を呈し、「彼女たちの秘密兵器はラケットに貼られたラバーにあった。インドペアの2枚の板には4種類のラバーが貼られていた」と特殊性を指摘した。