マジカル・ケニア女子オープンに出現したのは

　女子ゴルフの今季欧州ツアー開幕戦マジカル・ケニア女子オープンで見られた驚きの光景が話題だ。ヴィピンゴ・リッジ（6580ヤード、パー73）のコース上に現れた巨大な動物に、海外ファンからは「今まで見たなかで一番背の高いキャディーだ！」「これは美しい」と反響が集まった。

　日本のコースではまずあり得ない動物がコースに現れた。現地11日の最終日。18番ホールで2頭のキリンが闊歩していた。大会関係者も近くにいたが、気を荒立てる様子も見せず悠然と歩いている。

　鹿やきつねなどは日本のコースでも発見されたことはあるが、自然溢れるケニアのコースならではの光景。複数の海外メディアがこの模様を伝えた中、英紙「ガーディアン」は「ケニア女子オープン中、18番ホールにキリンが散歩しにきた」との見出しで映像と記事を公開した。

「ケニアで開催された欧州女子ツアー中、18番ホールにキリンがふらりと散歩しにきた。マジカル・ケニア女子オープンは、2020年に野生動物保護区となったヴィピンゴ・リッジで開催されており、キリンや他の動物がコース上でよく見られるようになった」と説明されている。

　英衛星放送「スカイスポーツ」のゴルフ専門X（旧ツイッター）でも映像が公開され、「マジカル・ケニア女子オープンは最も驚くべき理由でプレーが中断された」と伝えられた。

　海外ファンからは「美しい」「これはアメージングだ」「良いスポーツマンシップだ」「これは奇跡だ…」「まさにマジカル・ケニアだ」「エレガントで礼儀正しい」「今まで見たなかで一番背の高いキャディだ！」「コース上でキリンの渋滞が起こってる！」などと驚きの声が集まっていた。

　優勝は通算12アンダーのシャノン・タン（シンガポール）。優勝トロフィーはキリンを形どったものが贈られていた。