錦織、1ラリー2超絶打!? 幻惑の“忍者ターン”に海外喝采「なんて運動能力だ!」
男子テニスの楽天オープンは5日、シングルス準々決勝で世界ランク12位の錦織圭(日清食品)がステファノス・シチパス(ギリシャ)を6-3、6-3で下し、3年ぶりの4強進出。地元ファンに勇姿を見せつけたが、最も沸かせたのは第2セットで忍者のようなターンから演じた幻惑のドロップショットだ。
シチパス戦で演じたターン&ドロップに反響「1ラリー、2ホットショット」
男子テニスの楽天オープンは5日、シングルス準々決勝で世界ランク12位の錦織圭(日清食品)がステファノス・シチパス(ギリシャ)を6-3、6-3で下し、3年ぶりの4強進出。地元ファンに勇姿を見せつけたが、最も沸かせたのは第2セットで忍者のようなターンから演じた幻惑のドロップショットだ。芸術的なラリーを演じた一部始終をATP公式中継サイト「テニスTV」公式インスタグラムが「1ラリー、2ホットショット」と賛辞とともに動画付きで公開。海外ファンに「なんて運動能力だ!!」と喝采を呼んでいる。
世界の錦織が、日本で巧みな技を見せた。第2セットのシチパスのサービスの場面だ。激しいラリーの応酬となったが、錦織は正確なストロークでシチパスを左右に振る。そして、隙を見てネット際に前進。決めにかかると、がら空きの後方を狙ってロブショットを放たれたが、これに反転しながらネットに背を向け、右手一本を伸ばして返すスーパーショットを見せたが、まだ終わらない。
今度は力強くフォアハンドを打つと見せかけ、優しくボールの勢いを殺したドロップショットを放った。綺麗に且つギリギリでネットを越え、急失速して弾んだボールに虚を突かれたシチパスは反応できない。錦織のテクニックが凝縮された巧みな技でポイントを奪取。詰めかけた多くの日本のファンからはため息にも似たどよめきと歓声が沸き起こり、喝采が注いでいた。