[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

ワリエワ、禁止薬物は「祖父のイチゴのデザート」原因か CAS発表「祖父の主張以外に証拠なし」

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7日(日本時間8日)、2022年北京五輪期間中にドーピング問題が発覚し、4年間の出場停止処分を受けたフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシア)が禁止物質を摂取した経路の詳細などを発表した。祖父の作ったイチゴのデザートが理由になったと疑い。祖父の主張を交え「その他に証拠はない」と報告した。

カミラ・ワリエワ【写真:Getty Images】
カミラ・ワリエワ【写真:Getty Images】

CASが発表

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7日(日本時間8日)、2022年北京五輪期間中にドーピング問題が発覚し、4年間の出場停止処分を受けたフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシア)が禁止物質を摂取した経路の詳細などを発表した。祖父の作ったイチゴのデザートが理由になったと疑い。祖父の主張を交え「その他に証拠はない」と報告した。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)

 ワリエワは2021年12月のロシア選手権で採取された検体から禁止薬物トリメタジジン(TMZ)が検出され陽性となったことが発覚。大騒動に発展していた。CASは今回の報告書内で「ロシア国内選手権でサンクトペテルブルクにアスリート(ワリエワ)が向かう前、ソロビヨフ氏(ワリエワの祖父)はイチゴのデザートを調理した」と説明。こう続けている。

「ソロビヨフ氏は、調理中に薬を意図せずデザートの中に落としてしまったか、薬を砕くのに使っていたまな板を使って調理したため、TMZの残りがデザートに混入したのだと信じている」「TMZの摂取元がイチゴのデザートであるという根拠はソロビヨフ氏の主張のみ。その他に証拠はない。また、彼が当時TMZを使用していたという証拠も、彼の主張以外の証拠がない」

 CASは1月29日にワリエワの2021年12月25日以降すべての競技結果を失格とし、同日から4年間の資格停止処分を発表。その後、国際スケート連盟(ISU)は北京五輪フィギュアスケート団体で1位だったロシア・オリンピック委員会(ROC)のワリエワ個人の成績のみを取り消すことを発表。銀メダルだった米国が金メダルに、銅メダルだった日本が銀メダルに繰り上がり、ROCは総合得点54で銅メダルになった。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集