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また“頭突き癖”のある挑戦者とV2戦 ボクシング世界王者・重岡銀次朗「少し怖さがあるけど…」

ボクシングの世界ミニマム級王者の重岡優大、銀次朗(ともにワタナベ)兄弟が5日、3月31日に愛知・名古屋国際会議場でともに2度目の防衛戦を行うと発表した。WBC王者・優大は前WBO王者の同級6位メルビン・ジェルサエム(フィリピン)と、IBF王者・銀次朗は同級9位アルアル・アンダレス(フィリピン)と対戦。この日は興行をプロモートする元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏とともに都内で会見に臨んだ。興行はABEMAでPPV生配信(3150円)される。

都内で会見に臨んだ重岡銀次朗【写真:浜田洋平】
都内で会見に臨んだ重岡銀次朗【写真:浜田洋平】

重岡優大&銀次朗が「3.31」ダブル世界戦発表

 ボクシングの世界ミニマム級王者の重岡優大、銀次朗(ともにワタナベ)兄弟が5日、3月31日に愛知・名古屋国際会議場でともに2度目の防衛戦を行うと発表した。WBC王者・優大は前WBO王者の同級6位メルビン・ジェルサエム(フィリピン)と、IBF王者・銀次朗は同級9位アルアル・アンダレス(フィリピン)と対戦。この日は興行をプロモートする元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏とともに都内で会見に臨んだ。興行はABEMAでPPV生配信(3150円)される。

 弟・銀次朗は、昨年4月にIBF暫定王座を獲得。同日同階級では世界初の兄弟世界王者誕生の快挙だった。10月も同日に団体内統一戦に臨み、銀次朗は王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に5回TKO勝ちした。「前回から5か月、自分なりに進化したところを見せられれば。誰よりも派手な試合をしたい」。金髪を輝かせ、静かに意気込んだ。

 アンダレスは2019年8月にWBA王者ノックアウトCPフレッシュマート(タイ)に挑戦し、0-3の8回負傷判定負け。今回が2度目の世界挑戦だが、直近2試合は試合中の負傷によるドロー。“頭突き癖”があるのは否めない。

 銀次朗にはバッティングの苦い記憶がある。昨年1月の世界初挑戦で飛び込んでくる王者バラダレスと3回に偶然激突。王者の負傷で試合続行不可能となり、無効試合で涙をのんだ。この日はアンダレスに対し「その辺の怖さは少しあるけど」と警戒しつつ、「バラダレスよりは危なくないと思っているので、安心してできるのかなと思います」と明かした。

「頭はどうしても当たってしまうもの。試合になるとわからない。もちろん極力当たらないようにしたいし、危ない場面になる前に決着をつけようと思っています」

 相手をどういなし、倒すかが注目されそうだ。

 一方、アンダレスは「直近2試合はとても不運。でも、いい試合をするために準備している。そうならないよう気を付けながら勝てるように努力する。前回の世界挑戦はうまくいかなかったけど、そのおかげでより努力するようになり、世界王者になりたいと思った」と王座奪取に意欲。10勝8KOの強打を持つ銀次朗については「同じ人間。全力を尽くして勝ちに行くだけだ」と話した。

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