大坂なおみは年間女王になれるのか 米メディアが特集「ナオミにも扉は開かれた」
女子テニスの中国オープンは4日、シングルス3回戦を行い、世界ランク6位の大坂なおみ(日清食品)は同10位のユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-1、6-2で破り、8強進出した。WTAファイナルズ出場権をすでに獲得している快進撃の大坂について、米メディアでは今季の年間女王争いを特集。大坂が日本史上初となるポイントランク1位に輝く可能性に注目している。
年間ポイントランク1位の行方に米注目、解説者「一夜で頂点に押し上げる可能性」
女子テニスの中国オープンは4日、シングルス3回戦を行い、世界ランク6位の大坂なおみ(日清食品)は同10位のユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-1、6-2で破り、8強進出した。WTAファイナルズ出場権をすでに獲得している快進撃の大坂について、米メディアでは今季の年間女王争いを特集。大坂が日本史上初となるポイントランク1位に輝く可能性に注目している。
「ハレプ? ケルバー? オオサカ? (年間)世界ランク1位でシーズンを終えるのは誰なのか?」と特集したのは、米スポーツ専門局「ESPN」だった。目下、年間ポイントランクトップで世界ランク1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が椎間板ヘルニアの治療のため、休養を発表。年間ポイントで2位にアンゲリク・ケルバー(ドイツ)、3位に大坂が付けている。
「近年の女子テニス界上位陣の驚くべき均衡性には数多くの伸びしろが存在する。そのうちの1つは秋のシーズンがより重要になること。2年連続で世界ランク1位はシンガポールで行われるWTAチャンピオンシップの行方に委ねられることになる可能性がある」
記事ではこのようにつづり、ハレプの離脱により、全勝優勝の場合、1500ポイントを手にできるWTAファイナルズで年間女王が決まる可能性がさらに高まったと指摘。その上で、年間女王の本命について、特集では「未定」としている。
過去グランドスラム8大会で2度以上優勝した選手はおらず、「そのうちのほとんどが今季、安定性の部分で苦しんでいる」と言及。カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)ら実力者の現状について触れた上で、「この状況で全米オープンを優勝したナオミ・オオサカにも扉は開かれた」と指摘。ナオミ女王誕生の機運が高まっていると分析している。