ペールを破り8強入り、第2セットで魅せたスーパーショットに脚光

　テニスの楽天ジャパン・オープンは3日、男子シングルス2回戦を行い、世界12位の錦織圭（日清食品）が、同63位のブノワ・ペール（フランス）に6-3、7-5で勝ち、3年ぶり5度目のベスト8進出を決めた。ATP公式中継サイト「テニスTV」は第2セットで魅せたスーパーショットを動画で公開。「途方もなく素晴らしい価値のあるショット」と手放しで称えている。

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　錦織が日本のファンの前で魅せた。第2セット第7ゲームだ。ペールのサービスからのラリー。深い位置からスライスをかけたペールのドロップショットに猛然とダッシュ。ぎりぎりで拾うと、逆に反対側のネット際へ鋭角に返すスーパーショットを放った。

　圧巻のシーンを「テニスTV」は公式ツイッターで、動画付きで速報。「途方もなく素晴らしい価値のあるショット。ケイ・ニシコリからの突飛な一撃」とつづり称賛している。

　また世界へ向けて配信している、同サイトの実況席も錦織の見事なショットに大興奮だ。ポイントを奪うと、実況アナは「ハハハ、素晴らしい。ペールからの大きなドロップショットを返した。良いゲームだ」と思わず笑いながら称賛。解説者も「とてもとても素晴らしい。私は最後まで届く確証はもてなかったけど、ボールを見事にコントロールした。印象的な日本人のプレーだ」と称えていた。

　このゲームでブレークに成功し、試合を優位に進めた錦織。第10ゲームでブレークを許し、5-5のタイに持ち込まれたが、続く第11ゲームで再びブレークに成功。第12ゲームでキープし、7-5で勝利。3度目の優勝へ、準々決勝進出を見事に決めた。