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ワリエワ処分確定、米国の団体金メダル繰り上がり確実と米報道 IOC声明「2年間待った選手に深く同情」

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は29日、2022年北京五輪期間中にドーピング問題が発覚したフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシア)に対し、4年間の資格停止処分を認める裁定を下した。これにより、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の一員として獲得した北京五輪の団体金メダルは取り消され、銀メダルだった米国が金メダルに繰り上がる見通し。米メディアは米国の五輪委員会トップが金メダル獲得になることを認めたと報道した。

カミラ・ワリエワ【写真:Getty Images】
カミラ・ワリエワ【写真:Getty Images】

USAトゥデー記者が独占報道

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は29日、2022年北京五輪期間中にドーピング問題が発覚したフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシア)に対し、4年間の資格停止処分を認める裁定を下した。これにより、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の一員として獲得した北京五輪の団体金メダルは取り消され、銀メダルだった米国が金メダルに繰り上がる見通し。米メディアは米国の五輪委員会トップが金メダル獲得になることを認めたと報道した。

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 当時、ロシア・オリンピック委員会(ROC)に次ぐ2位で銀メダルとなっていた米国。しかし、ワリエワのドーピング違反が発覚し、今回の処分確定でメダルの扱いが注目されている。そんな中、米紙「USAトゥデー」のクリスティン・ブレナン記者は自身のX(旧ツイッター)で「独占」とする情報を速報した。

「米国オリンピック・パラリンピック委員会のサラ・ハーシュランドCEOがUSAトゥデーに対し、2022年五輪フィギュアスケート団体で米国が金メダルを獲得するだろうと認めた」と投稿。米国の五輪委員会トップも繰り上がり金メダルの方向性を認めたという。

 さらに、投稿ではIOCが発表した声明を掲載。CASの裁定を支持し、「北京五輪の団体戦に出場したアスリートが、待ち望んだメダルを遂に手にできることを歓迎する」「IOCはISUが定めた順位に従ってメダルを授与する立場にいる。我々は、最終結果を2年間も待ち望んだアスリートに対し深く同情する」とした。

 その上で「IOCは五輪メダルセレモニーを行うために、各国五輪委員会に連絡を取る予定だ」とも記されている。当時銅メダルだった日本は銀メダルに、4位だったカナダが銅メダルに繰り上がる見通し。当時、世界で論争を起こした騒動から2年経ち、ついに決着の時を迎えた。

(THE ANSWER編集部)


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