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被災地に誓う「絶対に決める」の精神 女子バレー古賀紗理那「姿勢を見せることが凄く大切」

バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが28日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季3位のNECレッドロケッツが同11位のKUROBEアクアフェアリーズに3-0(25-9、25-13、25-20)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は14得点(アタック13、ブロック1)。2連勝で2位浮上に貢献した。この週末に対戦した2チームは、能登半島地震の影響を受けた中での試合。古賀は「姿勢を見せることが凄く大切」と全力プレーを誓った。

古賀紗理那【写真:中戸川知世】
古賀紗理那【写真:中戸川知世】

バレーボールV1リーグ

 バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが28日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季3位のNECレッドロケッツが同11位のKUROBEアクアフェアリーズに3-0(25-9、25-13、25-20)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は14得点(アタック13、ブロック1)。2連勝で2位浮上に貢献した。この週末に対戦した2チームは、能登半島地震の影響を受けた中での試合。古賀は「姿勢を見せることが凄く大切」と全力プレーを誓った。

 NECは隙を見せることなく完勝した。第1セット(S)からサーブで崩し、主導権を奪取。古賀、タイ代表のコンヨット・アチャラポーン、米国出身のダニエル・ドルーズなど強力攻撃陣が次々とアタックを決めた。第2Sは序盤にリードを許したが、古賀が8-6からストレートにぶち抜くアタック。ここから8連続得点など2セットを先取した。第3Sは23-20から古賀がアタックで連続得点。試合を決めた。

 リベロの大工園彩夏とともに「Vリーガー・オブ・ザ・マッチ(VOM)」を受賞した。前週は東レに敗れたが、27日の前戦はPFUに3-0のストレート勝ち。2連勝に導いた。

「今シーズン最後のホームゲーム。先週フルセットで東レに負けた反省を生かして『隙なく戦っていこう』という話で今週に入った。タフなゲームは想定済み。苦しい展開でもあったけど、そこで焦らずできたのが昨日、今日の勝因かなと。後半戦もタフなゲームが続きますが、チームのいいところを伸ばしつつ、課題は消化して週末の試合を迎えられるようにしたい」

 PFUは石川・かほく市に、KUROBEは富山・黒部市に本拠地を置き、能登半島地震の影響を大きく受けた。2016年の熊本地震で故郷が被災した古賀も、当然ながら他人事ではない。

「PFUさんも、KUROBEさんも地震で練習ができていない状況も続いていたと思う。その中でも試合をして、少しでも地域の人たちを元気にしたいという想いで試合をされていたと思う。私たちも対戦相手がいないと試合ができないので、本当に感謝しています。

 大変な状況が続いていますが、私たちができるのは、私たちの試合で少しでも背中を押すこと。本当に少しかもしれない。けど、『絶対に落とさない』『絶対に決める』とか、そういう姿勢を見せることが凄く大切だと思います。引き続き週末に試合が続きますが、私もそうですし、チーム全員そういう気持ちで戦っていきたいなと思います」

 選手たちは葛藤を抱えながらも、自分たちの職業に邁進している。

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