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たばこ吸いながらマラソン3時間33分完走、中国52歳に現地で批判集中 失格&処罰「当然の報い」

中国で開催された廈門(アモイ)マラソンで、52歳のランナーがたばこを吸いながら完走したというニュースが海外でも話題となった。“アンクル・チェン(チェンおじさん)”として有名なランナーで、過去にも同じくたばこを咥えて走っているが、今回は失格に。その経緯を地元メディアが報じており、中国のSNSでは「処罰は正しい」「2年間の参加禁止は軽すぎる」などと批判が集中していた。

中国マラソンで失格になった52歳のランナーに現地で批判集中(画像はイメージです)【写真:Getty Images】
中国マラソンで失格になった52歳のランナーに現地で批判集中(画像はイメージです)【写真:Getty Images】

廈門マラソンで、52歳が話題に

 中国で開催された廈門(アモイ)マラソンで、52歳のランナーがたばこを吸いながら完走したというニュースが海外でも話題となった。“アンクル・チェン(チェンおじさん)”として有名なランナーで、過去にも同じくたばこを咥えて走っているが、今回は失格に。その経緯を地元メディアが報じており、中国のSNSでは「処罰は正しい」「2年間の参加禁止は軽すぎる」などと批判が集中していた。

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 1月7日に中国福建省で開催された廈門マラソン。ひときわ目立つおじさんランナーがいた。オレンジのシャツを着用しているが、口にはなんとたばこが咥えられており、煙をもくもくと吐き出しながら走っていたのだった。

 この男性は“アンクル・チェン”の名前で知られ、2018年の広州マラソン、2019年の廈門マラソン、そして2022年の新安江マラソンでも、たばこを吸いながら走っていたと海外メディアが報道。今大会は3時間33分で走り切ったとされているが、初めて失格になってしまったという。

「“マラソンたばこおじさん”を参加禁止2年に」との見出しで報じた中国のネットメディア「台海網」は、失格になった経緯を伝えている。「杭州マラソンでたばこを吸って注目をあび、議論が起こって以降、アモイマラソンにも参加して完走した。参加者の中で、たばこを吸いながらのレースは“他者との違い”が際立っていた」と異質ぶりを伝え、失格の判断についてはこう伝えている。

「別の地域のマラソンでは、競技規則に関連の規定がないため、組織委員会もどうすることもできず、この男性はこれまで処罰を受けることはなかった。しかし、廈門では、禁煙に関する決まりを競技規則に盛り込んだことで、彼を野放しにすることはなかった」

 レースの翌日、別のランナーが通報し、組織委員会が対応。この男性の廈門マラソンの成績と順位を取り消し、廈門マラソン組織委員会が開催する各種レースへの出場を2年間禁止するという決定を下したほか、中国陸上競技協会に対して追加の処罰を要請したとされている。「2024年の中国国内のマラソンレースで初めての罰則であり、中国のマラソンでレース中の喫煙が原因で選手が処罰を受けたのも初めてのことで、多くのマラソンランナーからは賛同の声があがっている」と失格の判断が好意的に受け止められているとした。

 中国版SNS「ウェイボー」でもこの男性は話題となり、「ランニングの本来の意味は健康で、喫煙はそれから完全に外れる」「処罰は正しい。たばこは必ず他の人に迷惑にならない場所で吸うべきだ」「陸上協会にも処罰を追加してほしい」「恥だと思わず、反対に誇らしげに吸うなんて、本当に腹が立つ」「2年間の参加禁止は軽すぎる」「当然の報いだ」「マラソンをしている数時間くらいたばこを吸わずにいられるだろう」などと厳しい声も寄せられた。

 他には「奇妙なファッションをするのと同じ心境なんじゃないかな」「マラソンを完走するのはかっこいいし、たばこを吸いながらマラソンを完走するのはもっとかっこいいと思っているんだろう」などと男性の心境を察するコメントもあった。

(THE ANSWER編集部)


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