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選手に取材する少年がド緊張 Vリーグ盛り上げ企画…古賀紗理那は声援に感謝「背中を押される」

バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが27日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季4位のNECレッドロケッツが同9位のPFUブルーキャッツに3-0(27-25、25-19、27-25)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は両軍最多21得点。今週は今季最後のホームゲームとなり、声援に感謝した。

両チーム最多となる21得点を決めた古賀紗理那【写真:中戸川知世】
両チーム最多となる21得点を決めた古賀紗理那【写真:中戸川知世】

バレーボールV1リーグ

 バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが27日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季4位のNECレッドロケッツが同9位のPFUブルーキャッツに3-0(27-25、25-19、27-25)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は両軍最多21得点。今週は今季最後のホームゲームとなり、声援に感謝した。

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 プレーで、笑顔でチームを牽引した。古賀は第1セット(S)の2-0からサービスエース。開始から4連続ポイントで勢いづけた。しかし、その後は2度の4連続失点で最大5点差をつけられる展開。それでも14-19から相手のブロックを弾くアタック、さらにはブロックでも得点した。21-21から強烈なバックアタックで逆転。24-24からもバックアタックを決め、27-25で第1Sを獲り切った。

 第2Sは危なげなく奪ったが、第3Sはまたも接戦。これまでストレートが目立った古賀は、24-24からクロスにアタックを決めた。26-25とくらいつく相手に対し、最後は自身のアタックで勝利。チームメートと笑顔で輪をつくった

「勝ち切って次の週を迎えようと思った。最後は劣勢だったけど、獲り切って、苦しい場面でも焦ることなくできたのが勝因だと思います」

 今週は今季最後のホームゲーム。客席は赤いユニホームで埋まった。往年のバレーファンから少年、少女まで。会場では、新たに内定した選手が初めて書いた「ファーストサイン」が当たる企画のほか、サイン会などファンを盛り上げる取り組みが多くなされた。試合直後のコートでは「Vリーガー・オブ・ザ・マッチ(VOM)」に輝いた選手へのキッズインタビューも実施。この日は甲萌香に小学1年生の男の子が質問した。

■古賀「明日は最後のホームゲーム。たくさんの方に声援を」

 甲自身もVOM初受賞とあってド緊張。言葉に詰まり「初めてのVOMで緊張している」と語ると、会場から「頑張れ~」と声援が飛んだ。一方、インタビュワーの男の子も用意した質問をなかなか伝えられず。甲は「ゆっくりでいいよ」と優しく寄り添い、「今日何を一番頑張りましたか」と聞かれると、「チーム全員で勝つことを大事にして声をかけて、みんなで楽しくやることを心掛けました」と返した。

「ありがとうございました」と感謝する少年とハイタッチ。写真撮影にも応じた。かけがえのない思い出になったはずだ。緊張する2人を笑顔で見守っていた古賀。声援への感謝を口にした。

「やっぱり会場でたくさん声援を送ってくれることが私たちは嬉しいですし、凄く背中を押していただいていると感じます。明日は最後のホームゲームなので、たくさんの方に会場で声援を送っていただいて私たちもしっかり勝ち切れるようにしてきたい」

 昨年はレギュラーラウンド4位ながらファイナルステージで優勝。12月の皇后杯も連覇を飾った。28日には同会場でKUROBEと対戦する。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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