大谷翔平らの手本は「1998年のヤンキース」 新スター軍団にヤ軍OB提言「手本にしてもらいたい」
米大リーグ・ドジャースが手本にすべきチームは「90年代後半のヤンキース」だと、メジャー通算1126安打の米解説者が地元ラジオ局で力説している。今オフ、大谷翔平投手を10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)、山本由伸投手を12年総額3億2500万ドル(約463億円=同)で獲得するなど、大型補強を敢行。2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ(WS)制覇を目指す中、同解説者は往年の最強球団を目指すべきだと力説している。
ヤンキースでワールドシリーズ制覇したへアストン氏が主張
米大リーグ・ドジャースが手本にすべきチームは「90年代後半のヤンキース」だと、メジャー通算1126安打の米解説者が地元ラジオ局で力説している。今オフ、大谷翔平投手を10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)、山本由伸投手を12年総額3億2500万ドル(約463億円=同)で獲得するなど、大型補強を敢行。2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ(WS)制覇を目指す中、同解説者は往年の最強球団を目指すべきだと力説している。
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メジャー通算1126安打を記録し、2009年にはヤンキースの一員としてWSを制したジェリー・へアストン・ジュニア氏は、カリフォルニア州地元ラジオ局「AM 570 LAスポーツ」の専門番組「ドジャートーク」に出演。「スターだけではなく、グルー・ガイ(糊のようにチームをつなぐ存在)が必要だ」と主張した。
「スターの力は間違いなく必要。ドジャースにそれはあるか? もちろん。では、スーパーチームと言えるのか? それはこれから次第。一丸となってプレーすることが重要だ」と力説。ヤンキースで5度WS優勝を果たした元同僚のデレク・ジーター氏が「今までプレーした中で最高のチーム」と評したという1998年のヤンキースを例に挙げた。
当時はシーズン114勝で地区優勝。WSも4連勝でパドレスを圧倒した。へアストン氏は「彼らはそれほど『スーパーチーム』とは呼ばれていなかった。しかし、素晴らしく一丸となって戦っていた」と回顧。「私は98年に(同地区のオリオールズで)デビューし、その素晴らしいヤンキースを見ていた。彼らはその年から3連覇を果たした。(96年も含め)5年間で4度も優勝している」と畏敬の念を込めた。
現在のドジャースはMVP受賞歴のあるムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手らすでに多くのスター選手が在籍。ここに大谷や山本らが加わり、4年ぶりの栄冠へ期待は高まる。同氏は「90年代後半のヤンキースがしていたことを手本にしてもらいたい。彼らはスーパースターが集まっていたが、一丸となってプレーしていた。ドジャースはそれをするチャンスがある」と提言した。
(THE ANSWER編集部)