なぜ、そっちに落ちたのか… 右翼手の“捕球ミスV弾”に米騒然「これも野球の一部」
米大リーグでフェンス際の大飛球に飛びついた右翼手が捕球ミスし、こぼれた打球がフェンス上をおよそ30センチ転がり、そのままフェンスオーバー。これが、決勝ホームランとなる悲劇が発生した。まさかの一部始終をMLBが動画付きで公開すると、米ファンは「何てこったい」「これも野球の一部だ」「ボール:『僕はホームランになりたかった』」など騒然となっている。
タイガース右翼手が大飛球を捕球ミス、そのままV弾に…
米大リーグでフェンス際の大飛球に飛びついた右翼手が捕球ミスし、こぼれた打球がフェンス上をおよそ30センチ転がり、そのままフェンスオーバー。これが、決勝ホームランとなる悲劇が発生した。まさかの一部始終をMLBが動画付きで公開すると、米ファンは「何てこったい」「これも野球の一部だ」「ボール:『僕はホームランになりたかった』」など騒然となっている。
悲劇の捕球ミスを演じてしまったのは、タイガースのニック・カステラノス外野手だ。28日(日本時間29日)のブルワーズ戦、試合は5-5と同点と接戦のまま、8回を迎えていた。その先頭、ブルワーズのブラウンの場面だった。
4番手アルカンタラの速球をブラウンが右翼へ大飛球を打ち上げた。一発を予感し、一気に盛り上がるスタジアム。これに反応したのが、カステラノスだ。背走しながら打球を追った。しかし、打球はフェンス際で落ちてくる。ライトフライか――。ジャンプしながら左手のグラブにボールが収まる。しかし、次の瞬間だった。
ボールを完全捕球し損ね、グラブからこぼれた。フェンス上をコロコロと白球が転がる。そして、そのままフェンスを越え、向こう側に消えてしまった。記録はホームラン。地元のブルワーズファンは地鳴りのような大歓声を上げ、ボールを捕球し損ねたカステラノスは悔しげに太ももを叩き、感情を露わにしていた。