福島千里、「プロのケジメ」で日本記録更新に意欲「いいニュース流れたら」
陸上女子短距離の福島千里が28日、今季国内初戦となる織田記念(29日・エディオンスタジアム広島)の前日会見に臨み、「プロのケジメ」を見せた。
<2>29日織田記念、プロ転向後国内初戦に「ドキドキ」も…自身の日本記録更新へ
陸上女子短距離の福島千里が28日、今季国内初戦となる織田記念(29日・エディオンスタジアム広島)の前日会見に臨み、「プロのケジメ」を見せた。
1月にプロになった28歳にとって今大会が転向後、国内初戦。女子100メートルにエントリーしている福島は「ドキドキしているし、楽しみもある。しっかりといい走りをして、いいニュースがたくさん流れたら」とプロとしての自覚を見せ、力強く意気込んだ。
日本記録保持者として、目標とするのは日本女子初の10秒台だ。自己ベストは11秒21。「10秒台は今年からではなく、ずっと前から目指している記録。長い間、0.1秒でも速くと思ってやってきた。少しずつ近づいていって達成できるように。(10秒台は)大きな夢であり、目標と思っている」と、さらなる進化を誓った。
織田記念は高速トラックとして知られ、好タイムが出やすい大会でもある。自身が10年に自己ベストを出したのも、この場所だ。「条件の整っている広島で、いい天気で走れるのは幸せ。体も痛いところがないし、この調子で迎えられることがうれしい」と状態の良さを示した。
「明日はあまり考えすぎず、シンプルにやろうと思った結果、練習でできたことが本番で出せたら」と自然体で挑戦する。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer