高梨沙羅だけじゃなかった日本人の助け合い精神 機材遅れで救われたスロベニアから相次ぐ感謝
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第9戦・札幌大会が13日に行われた。海外勢の機材到着が遅れ、12日に予定されていた予選と本戦を合わせての実施に。合計190.1点で今季最高の4位になった高梨沙羅はこの日も機材が間に合わなかったW杯ランキング1位のニカ・プレブツ(スロベニア)に板を貸していたが、伊藤有希、宮嶋林湖も同様にスロベニア選手を助け、感謝されていた。
W杯ジャンプ女子個人第9戦・札幌大会
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第9戦・札幌大会が13日に行われた。海外勢の機材到着が遅れ、12日に予定されていた予選と本戦を合わせての実施に。合計190.1点で今季最高の4位になった高梨沙羅はこの日も機材が間に合わなかったW杯ランキング1位のニカ・プレブツ(スロベニア)に板を貸していたが、伊藤有希、宮嶋林湖も同様にスロベニア選手を助け、感謝されていた。
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助け合いの精神が広がっていた。高梨の計らいに救われ、欠場を免れる形となったプレブツは競技後、自身のインスタグラムのストーリー機能で「今日私に競技をさせてくれて、ありがとう神様、そしてスキージャンプの仲間たち」と投稿。「特に、サラ・タカナシと(カナダの)アレクサンドラ・ラウティットに」と感謝していた。
助けたのは高梨だけじゃなかったようだ。スロベニアのカトラ・コマルは「ユウキ・イトウ スキー板をArigato」とインスタグラムのストーリー機能で発信。伊藤からスキー板を借りたようで、2ショット写真とともに日本語も使って投稿した。
さらに同国のエマ・クリネツ(スロベニア)も「最後に、スキー板のカタリナ・シュミットとスーツのリンゴ・ミヤジマにありがとう」とコマル同様に投稿。こちらは宮嶋に助けられていたようだ。本来はライバル関係にある選手同士。予期せぬハプニングを助けた日本人選手たちへの感謝が相次いでいた。
(THE ANSWER編集部)