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井上尚弥に衝撃敗戦から3年超、止まらないマロニーの称賛 膝から崩れたKO負けも「経験に感謝」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に日本人として初めて選ばれるなど評価を高めている。2020年10月31日(日本時間11月1日)に井上と対戦し、7回KO負けを喫したWBO世界バンタム級王者のジェイソン・マロニー(オーストラリア)は、3年以上が経過する今も井上を称賛。英専門メディアのインタビューで「最終的にはフェザー級でも4団体統一してしまうかもしれない」などと語った。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

マロニーが井上について言及

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に日本人として初めて選ばれるなど評価を高めている。2020年10月31日(日本時間11月1日)に井上と対戦し、7回KO負けを喫したWBO世界バンタム級王者のジェイソン・マロニー(オーストラリア)は、3年以上が経過する今も井上を称賛。英専門メディアのインタビューで「最終的にはフェザー級でも4団体統一してしまうかもしれない」などと語った。

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 WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者だった2020年、井上は米ラスベガスのMGMグランドで挑戦者マロニーと対戦。6回にカウンターの強烈な左フックを食らわせてダウンを奪うと、7回にも強烈な右ストレートをお見舞いした。もろに被弾したマロニーは膝から崩れ落ち、立ち上がることはできなかった。

 マロニーにとって2度目の世界戦でキャリア2敗目。KO負けは初めてだった。この度、英専門メディア「プロ・ボクシング・ファン」のYouTubeチャンネルに出演。対戦から3年以上が経過したが、今も井上への称賛の言葉を口にしている。

 バンタム級、スーパーバンタム級の2階級で4団体統一を果たした井上について、ここまでの偉業を達成するほどの特別なボクサーだと感じたかを問われると「もちろんさ。彼と同じリングに上がる前から分かっていたよ」と断言。対戦については「ファンとして長年彼のことを追いかけていて、この男は特別だと知っていた。だから彼と対戦するチャンスに飛びついたんだ」と話した。

「あのようなボクサーを倒したら、スーパースターになれる。僕は最高のファイトに関わりたいんだ。彼が特別なのは分かっていたよ。彼と同じリングに上がれたのはアメージングなことだったし、そこから多くのことを学んだんだ」

 称賛が止まらないマロニーは「この男(井上)が世代を代表する才能であり、パウンド・フォー・パウンドの素晴らしいボクサーであると分かった。ほぼ1年以内に4団体を統一して返上し、スーパーバンタム級でも4団体を統一した。最終的にはフェザー級まで上げて、そこでも4団体統一してしまうかもしれない」と、前人未到の3階級目の4団体統一の可能性まで指摘している。

「彼(井上)はビーストだ。彼を見るのが好きだし、彼から多くを学んでいる。今は僕自身もチャンピオンだから、その経験に感謝しているよ」。井上に敗れた後、マロニーは4連勝でWBO世界バンタム級王者になった。今月13日(日本時間14日)に、カナダで同級7位サウル・サンチェス(米国)との防衛戦に臨む。

(THE ANSWER編集部)


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