羽生結弦を「手本とすべき」 タラソワ氏が自国選手に提言「これが天才の真の行為」
「困難を避けないで」と羽生の姿勢を称賛
同メディアの電話取材に回答したタラソワ氏はこう話している。
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「コリヤダはとてもうまく滑った。ただSPでコリヤダは悪い踏み切りで3回転ルッツを跳んだ。これはとても不思議だ、なぜなら彼はこのジャンプをとてもうまく跳ぶから。しかも彼は4回転ルッツも跳べる。私が男子スケーターに何を言いたいか分かりますか? 日本のユヅル・ハニュウを見てください、彼は以前、大きな怪我を負った。でも彼はオータムクラシックのショートプログラムで2回、4回転ジャンプを跳びました。これが男性の行為です。天才の真の行為です」
コリヤダの演技と比較し、羽生のチャレンジする姿勢を称賛しているのだという。さらにロシアのスケーターにはこう呼びかけている。
「困難を避けないでください! ハニュウは驚くべき人物だ。男子フィギュアスケート界を牽引し(難しいプログラムを)諦めない。私達ロシアのスケーターも利益にならないことも考えに入れる必要がある。シーズンの初めは難しいジャンプ(4回転ジャンプ)を試してみて、SPで2回跳ぶことを私は勧める」
リスクを恐れずにトライする必要性を力説している。また、タラソワ氏はコリヤダが3種類の4回転ジャンプを跳べることを挙げなから、「私は今、批判しているのではないのです、自分の見解を述べているだけです」と強調しているという。
大幅なルール改正、演技時間の短縮により、“確実性”をより重視する風潮があるとタラソワ氏は指摘。一方で羽生のようにさらに高みを目指す姿勢には、惜しみない拍手を送っていた。名伯楽の発言がどんな影響を与えるのか、注目が集まりそうだ。
(THE ANSWER編集部)