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最強・井上尚弥の刺客は3人 リング誌編集長がネリ、アフマダリエフとともに挙げたボクサーは

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一戦12回戦が26日、東京・有明アリーナで行われ、WBC&WBO王者・井上尚弥(大橋)がWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)に10回1分2秒KO勝ちした。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長は、次戦相手として候補に挙がる3人を紹介。「全員、122ポンド(スーパーバンタム級)で対戦の価値ある挑戦者だ」としている。

Sバンタム級4団体統一を達成した井上尚弥【写真:荒川祐史】
Sバンタム級4団体統一を達成した井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上尚弥がSバンタム級4団体統一

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一戦12回戦が26日、東京・有明アリーナで行われ、WBC&WBO王者・井上尚弥(大橋)がWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)に10回1分2秒KO勝ちした。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長は、次戦相手として候補に挙がる3人を紹介。「全員、122ポンド(スーパーバンタム級)で対戦の価値ある挑戦者だ」としている。

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 タパレスを10回KOで下し、男子では世界2人目、アジア人初の「2階級4団体統一」の歴史的偉業を史上最速の5か月で達成した井上。2階級8本のベルトを全てKOで奪う異次元の強さだ。試合後のリングインタビューではに立った井上は「来年5月に噂されている試合が実現するかはまたこれから交渉を詰めていくところですけど、ファンが喜ぶ、見たいなという試合を実現していきたい。どんどん声を上げて頂けたらと思います」と話していた。

 フィッシャー編集長は自身のXで「アフマダリエフ、サム・グッドマン、ルイス・ネリは全員、122ポンドで対戦の価値ある挑戦者だ」と3人の名前を挙げた。スーパーバンタム級の世界戦線では、WBAはムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、WBCはルイス・ネリ(メキシコ)が指名挑戦権を保持。IBF、WBOはサム・グッドマン(豪州)が1位にいる。

 アフマダリエフは4月にタパレスに判定負けして王座陥落。今月の再起戦でケビン・ゴンサレス(メキシコ)に8回TKO勝ちしていた。井上の試合後には自身のX(旧ツイッター)で「凄い試合になるだろう! イノウエは真のモンスターだ。でも俺はお前が対戦してきた誰よりも賢く、力強いぞ! やろうじゃないか、チャンプ!」と早くも挑戦状を叩きつけている。

 元WBC世界同級王者のネリは今年2月にアザト・ホバニシアン(アルメニア)とのWBC同級挑戦者決定戦で11回TKO勝ち。今回の井上―タパレス戦の勝者と指名挑戦者となった。ネリといえば、17年8月にWBC世界バンタム級王者(当時)山中慎介に4回KO勝ちで王者となったが、その後の薬物検査で陽性反応が出た。18年3月の再戦では前日計量で体重超過。試合には勝ったが、王座は空位に。JBCから国内の無期限停止処分を受けていた。

 25歳のグッドマンは16勝(7KO)無敗のオーストラリア出身選手。3月に元IBF同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に、6月にはライース・アリーム(米国)に判定勝ちしている。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」オーストラリア版が11月に伝えたところによると「俺は何も心配していない。長く待つことはないだろう」と遠くない未来の激突を意識したコメントをしている。

(THE ANSWER編集部)


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