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「ゴージャス」「羽化」「チェンジ」…特別衣装で坂本花織、鍵山優真ら10選手が掲げたテーマ【新シーズン開幕会見】

今季のテーマに合わせた衣装で10選手が登壇【写真:編集部】
今季のテーマに合わせた衣装で10選手が登壇【写真:編集部】

坂本は「チェンジ」 宇野「僕の個人的な意見ですけど、凄く望ましい状況」

(鍵山)
本当に嬉しい限り。本当に僕がジュニアの頃に、昌磨さんの表現力っていうものを憧れとして、固定の表現にとらわれないっていうのがすごく僕の好きなところで、それに憧れていた。得意分野はあってもいいと思うんですけれども、自分があえて今までやってこなかったようなジャンルのプログラムに挑戦することによって、何かより自分のことを深く知れるというか。「自分ってこういう系、意外とできるんだな」みたいなのもシーズン通して分かったりするので、過程がすごく楽しいです。

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(宇野)
僕も「このプログラムできるのかな」っていうプログラムに何度か挑戦したことあったんですけど、やはり1年間やることによってそれがいつの間にか自分の武器に変わったシーズンもたくさんありましたし、自分ってこういう表現はできるんだって思うときもあれば、新しいことができる瞬間っていうのはやっぱりすごく楽しい。新しいジャンプが跳べた時、新しい表現ができた時、フィギュアスケートが一番楽しいなって思う瞬間でもある。

(坂本)
「チェンジ」です。一番わかりやすいチェンジって言ったらジャンプの構成なんですけど、今まではフリップとトウループで2本やっていたんですけど、今年からフリーでフリップとルッツ2本にして、それに伴ってコンビネーションも変えていかないといけないので、構成をいじったりしました。恐怖があまりにも強すぎたらやらないかもしれないですけど、でも自分ができるかもしれないと思っているからこそ、変えてみようかなとか、1年前ですけど、やってみてそれがもし良い方向にいったら、オリンピックシーズンに向けて自分の選択肢が増えることにもなる。やって損はない。さっき昌磨くんが言ったみたいに、失敗を恐れずやっていったら、それもすごい自信になるんじゃないかなと思うので、この言葉にしました。

(宇野)
僕もこの1年で大きく立場がチェンジしました。いつもは選手として、この場に出させてもらっていましたけど、こちらの聞く側で1人1人どんなフリップが上がるか知らないので、何を喋ろうかとすごく緊張しながら新たな挑戦をしているんですけれども。すいません自分の話になってしまうんですけど、たくさん失敗して、そしてたくさんの素晴らしい力のある選手たちを、より皆さんにお届けできればなと思っています。

(修造)
坂本さんというと、世界選手権3連覇ですよ。その中で敢えてチェンジしていく、挑むというのはどうですか。

(宇野)
僕の個人的な意見ですけど、凄く望ましい状況かなと思っていて。連覇っていうのがすごく注目、期待をされる中で、もちろん意識はするけれども、本当に目の前のことに一番集中したい。でもやっぱり連覇もどうしても意識でよぎってしまう。そんな中で新たな挑戦ができるっていうのは、それだけ自分が連覇っていうことにこだわり切らずに自分の成長にフォーカスできている証拠だと思うので、いい状況なんじゃないかと思います。

鍵山も26年ミラノを見据えたシーズンに意気込む【写真:編集部】
鍵山も26年ミラノを見据えたシーズンに意気込む【写真:編集部】

(修造)
それぞれ皆さんのテーマがありましたが、僕が今年パリオリンピックに行って、嬉しいニュースがありました。フィギュア北京五輪団体代表の皆さんがパリに来て、メダルをいただいたんですよね。冬の大会ではなく、夏の大会を見てどんな感覚でした?

(坂本)
メダル授与式が終わって、陸 上競技を観戦したんですけど、情報量がとにかく多すぎた。トラックで走る競技もあるし、トラックの外で走り幅跳びもやったり。どこ見ても、何かしら競技しているし、最初は3時間観戦すると聞いて「結構長いかも」って思ったんですけど、楽しすぎて「夏っていいな」って思いました。スケートリンクって室内で、凝縮されている感じの会場なんですけど、外で屋根がなくて開けてるし。状況がすごい違う。フィギュアは静かに見ていないと怒られそうな感じじゃないですか。けど、もう応援もめちゃめちゃ自由やし、なんか他の競技を見て、なんかすごいいいなっていうのもたくさんありました。

(修造)
メダルを手にして、自分の想いはどうですか。

(坂本)
2年半待ってやっとこのメダルをいただけて、もらった瞬間に、やっぱりもう一度やっぱミラノでメダルを取りたいっていう気持ちが増した。その後ミラノで合宿をしたんですけど、りくりゅうペアの2人と優真くんと、またメダルをみんなで取りたいねっていう話も出てきたので、ぜひ狙いたいと思っています。

(鍵山)
北京が終わってから、次はミラノに出場して金を取りたいっていう思いもあって、実際にパリオリンピックを目の前で見たときに、やっぱりオリンピックの素晴らしさだったりとか、初めて客席でオリンピックというものを見たので、これだけすごいんだっていうのがすごく体で伝わった。僕も見ている人を震え上がらせられるようなパフォーマンスがオリンピックができたらすごく楽しいんだろうなっていう想像が湧きました。

(宇野)
やっぱり選手のときはオリンピックというものを本当に一つの試合だと。全ての試合が特別で、一つの試合だと思っていましたけれども、やっぱり見る側になると、オリンピックっていうのは特別な思いもある。3人ずつしか出られませんけれども、今からもすごく楽しみです。

(THE ANSWER編集部)


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