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全日本フィギュアに逸材出現 真央さん憧れ13歳上薗恋奈4位入賞、最終組で堂々200点超に「凄くびっくり」

フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)は24日、女子フリーが行われ、今大会最年少13歳ながらショートプログラム(SP)6位で最終組に登場した上薗恋奈(愛知・西春中1年)が国際スケート連盟(ISU)公認の自己ベストを上回る134.47点、合計200.69点をマークし、4位に入った。世界女王・坂本花織(シスメックス)が154.34点、合計233.12点で3連覇を達成した。

最終組の1番手に登場した今大会最年少の13歳上薗恋奈【写真:矢口亨】
最終組の1番手に登場した今大会最年少の13歳上薗恋奈【写真:矢口亨】

フィギュアスケート全日本選手権

 フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)は24日、女子フリーが行われ、今大会最年少13歳ながらショートプログラム(SP)6位で最終組に登場した上薗恋奈(愛知・西春中1年)が国際スケート連盟(ISU)公認の自己ベストを上回る134.47点、合計200.69点をマークし、4位に入った。世界女王・坂本花織(シスメックス)が154.34点、合計233.12点で3連覇を達成した。

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 今大会最年少の13歳が大仕事をやってのけた。上薗が登場したのは最終組の1番手。世界女王・坂本花織らと6分間練習を滑り、そのままリンクの中央に立った。冒頭からスピードに乗り、3回転ルッツ―3回転トウループを高さを持って決めると、以降も3回転ループ、3回転フリップ―2回転トウループなど次々と決めていく。質の高いスピンも見せながら、終わってみれば安定感抜群でジャンプをすべて着氷。フィニッシュを決め、大きな拍手が降り注ぐとあどけない笑顔を見せた。

 緊張を微塵も感じさせない強心臓は2010年6月生まれの13歳。浅田真央さんに憧れているが、浅田さんが2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲った時にはまだ生まれてもいなかった。今月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルを獲得し、シニア全日本に挑んだが、ノーミスで6位に入ったSPに続き、またしてもノーミスの演技を決めた。

 演技後、テレビカメラの前に立った上薗は「まずは自分ができることをできて、自己ベストを出せたのは凄く良かったし、嬉しいです。いつもはジャンプばかりに集中しちゃうけど、今日は振付などプログラムに集中してできて、そこにジャンプもついてきて良かったです」と冷静に振り返った。

 200点超については「そんなに点数にはこだわっていなかったので、凄くびっくりなんですけど。まずは今できることを全部出せたと思っているので、そこは良かったです」と笑顔。最終組だったが、本人は「緊張もあったけど、今に集中してやることを心がけていました」と振り返る。「上手な選手たちの中で滑れたのはすごく感謝。これからに生かしていきたい。上手な選手たちを見習って練習して、メンタルも強化していきたい」と成長を誓った。

 憧れの浅田さんも20年前に13歳で全日本に出場。「浅田真央さんには憧れていて、今も勉強させてもらっている部分がたくさんあるのでうれしかった」と同じ舞台に立てることを喜んだ。まだまだ課題はあるが、これからの成長が楽しみな逸材であることには間違いない。

(THE ANSWER編集部)

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