「今、上手くいったよね?」 ゆなすみペアが全日本V、出場1組でも38.25点積み上げた1か月の進化【全日本フィギュア】
NHK杯後に意識揃った瞬間「ふと、2人で…」
NHK杯の後、互いの意識も揃ってきた。森口は「ふと、2人で思いついて」と練習を回顧する。「誰かに言ってもらったわけじゃなく、たまたま同じことを2人で注意した時に凄くうまくいった。今、同じ方向に行けたから上手くいったよね?って。それがすごく大事なのかなと」。隣で頷いた長岡も「もっと良いコミュニケーションができるよう、自分の感覚をどう伝えるか2人とも気を付けた」と話した。
表彰台ではお互いにメダルのリボンの向きを直し合い、長岡が落とした表彰状を森口が拾うなど信頼関係を感じさせた。今大会は世界のトップで戦う“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一ペアが欠場。ゆなすみにとって憧れのペアだ。
森口は「上手すぎてまだ足元にも及ばないというのが正直な僕の感想。見本にしようとしても難しい。だから、まずりくりゅう先輩を見本にしていいくらいのレベルになりたい」と語り、同じ大会に出るのが目標という長岡も「いっぱい練習して、ちょっとでも足元に行けるように頑張りたい」と決意を口にした。
(THE ANSWER編集部)