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1か月で劇的進歩、唯一出場の“ゆなすみ”ペアはSP56.07点 改善の裏に尋ね回った「コツって何?」【全日本フィギュア】

フィギュアスケートの全日本選手権は21日、長野・ビッグハットでペアのショートプログラム(SP)が行われた。唯一の出場となった“ゆなすみ”こと長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)は大きなミスなくまとめ、56.07点をマークした。1か月前のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯から進歩した姿を見せ、ハイタッチで喜びを分かち合った。

全日本選手権SP、手を取り合って笑顔をみせる長岡柚奈、森口澄士組【写真:矢口亨】
全日本選手権SP、手を取り合って笑顔をみせる長岡柚奈、森口澄士組【写真:矢口亨】

フィギュアスケート全日本選手権・ペアSP

 フィギュアスケートの全日本選手権は21日、長野・ビッグハットでペアのショートプログラム(SP)が行われた。唯一の出場となった“ゆなすみ”こと長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)は大きなミスなくまとめ、56.07点をマークした。1か月前のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯から進歩した姿を見せ、ハイタッチで喜びを分かち合った。

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 1か月前とは演技も表情も違う。結成1年目のゆなすみペアが、長野でスタンディングオベーションを浴びた。NHK杯でミスしたサイド・バイ・サイドジャンプ、スロージャンプを綺麗に成功。ツイストなど息の合った演技が決まるたびに、会場は拍手に包まれた。NHK杯の45.36点を10点以上上回り、演技後は充実の表情でハイタッチ。「やっと練習の成果が出たね」(森口)と喜び合った。

 大きく改善したのはツイスト。国際大会デビューだったNHK杯ではミスが重なり、森口は他国の選手に「コツって何?」と尋ねて回った。教えてもらったのは経験の重要性と、女子選手の活かし方。「女性を持ち上げているように感じる」と指摘されたという。

「女の子を活かしてあげるように、サポートするといいツイストになるよと。(今大会で)練習してきたものが少し出せたと思う」

 今年5月に結成したばかり。今大会、出場を予定していた“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組は木原の腰椎分離症が完治していないため欠場。昨季の世界選手権で金メダルを獲得した偉大な先輩と同じ舞台に立つ事は叶わなかった。三浦を慕う長岡は「一緒に出たかった気持ちはあった。でも、2人でやることは変わらない」と話し、森口も「先輩の2人に『頑張っているね』って、一緒に滑っていて思ってもらえるようなペアになりたい」と表情を引き締めた。ペアフリーは23日に行われる。

(THE ANSWER編集部)

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