日本人初の世界陸上決勝進出の快挙 泉谷駿介は優秀選手賞、怪我で出遅れも「技術が上がってる」
日本陸上競技連盟は20日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2023」の授賞式を行った。ブダペスト世界陸上で日本人初の決勝に進み、男子110メートル障害5位入賞を果たした23歳の泉谷駿介(住友電工)は優秀選手賞を受賞した。
陸連アワード
日本陸上競技連盟は20日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2023」の授賞式を行った。ブダペスト世界陸上で日本人初の決勝に進み、男子110メートル障害5位入賞を果たした23歳の泉谷駿介(住友電工)は優秀選手賞を受賞した。
泉谷は世界陸上以外でも、世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)ローザンヌ大会で優勝し、DLファイナルでも4位に入るなど活躍。「前は新人賞。それより進化した姿を見せられてよかったです。心境の変化としては、いろんな意味で落ち着きましたかね」と笑顔で振り返った。
今季は冬場の怪我で出遅れ。それでも飛躍を果たし、「冬に怪我が多かったので、こんなに体が動くとは思わなかった。技術が上がっているということ」と手応えを得た。現在は「怪我を防ぐために追い込む場所を変えた」と走りよりウェートトレーニングを重視している。
来季初戦は4月末頃を見据え、「シーズン初戦で参加標準記録(13秒27)を切って代表に内定するのが理想」と描く。海外レースが中心になるという。「苦手意識があったけど、海外の環境や食事にもだいぶ慣れてきた。たくさん行ったことによる慣れですね」と明かした。日本ハードル界のエースがパリ五輪でも快挙を狙う。
(THE ANSWER編集部)