15歳島田麻央、SPで3回転アクセル投入明言 全日本Vなら20年ぶり快挙も冷静「まだ届かない」
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、長野・ビッグハットで公式練習が行われた。2週前のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで日本勢初の連覇を達成した15歳・島田麻央(木下アカデミー)は、初めてショートプログラム(SP)に3回転アクセルを組み込むと明言。「去年は楽しめなかったので、今年は楽しんで思い切りできれば」と意気込んだ。
フィギュアスケート全日本選手権・公式練習
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、長野・ビッグハットで公式練習が行われた。2週前のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで日本勢初の連覇を達成した15歳・島田麻央(木下アカデミー)は、初めてショートプログラム(SP)に3回転アクセルを組み込むと明言。「去年は楽しめなかったので、今年は楽しんで思い切りできれば」と意気込んだ。
ジュニアGPファイナルでは3回転アクセル、4回転トウループの大技2本に成功。堂々の連覇を達成した。その後は疲れを取り、全日本に向けて調整を進めた。「今日の練習はあまり感触が良くなかったけれど、明日、明後日で氷に慣れて、身体も整えて、SPをまずしっかりできればと思う」と穏やかな表情で話した。
22日のSPには、初めて3回転アクセルを組み込む予定。「それ以外のジャンプで失敗できない緊張感がある」と語るが、ジュニア転向後は国際大会で8戦全勝と圧倒的な強さを誇る。ジュニアの選手が全日本選手権Vとなれば、2003年の安藤美姫以来20年ぶり。昨年は3位だったが「まだ女王というのは届かない。(他の選手の)練習を見ていてまだだなって思う。少しでも近づけるように、自分の思う演技ができれば」と冷静だった。
(THE ANSWER編集部)