山下美夢有が年間MVPなど4冠達成、2年連続賞金2億円超えなど記録ラッシュ 特別功労賞のイ・ボミは涙【JLPGA年間表彰式】
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、都内のホテルで2023年シーズンの年間表彰式を開催し、各部門の受賞者を発表した。今季活躍した選手たちは華やかにドレスアップして出席。山下美夢有(加賀電子)が2年連続となる「年間最優秀選手賞」など4冠に輝いた。特別功労賞には、今季限りで日本ツアーを引退したイ・ボミ(延田グループ)が選ばれた。
JLPGA年間表彰式
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、都内のホテルで2023年シーズンの年間表彰式を開催し、各部門の受賞者を発表した。今季活躍した選手たちは華やかにドレスアップして出席。山下美夢有(加賀電子)が2年連続となる「年間最優秀選手賞」など4冠に輝いた。特別功労賞には、今季限りで日本ツアーを引退したイ・ボミ(延田グループ)が選ばれた。
山下はノースリーブの黒のドレスで登場。「昨年はカジュアルな感じだったので、今年はキラキラした輝く感じで選びました」と明かしたように、衣装に散りばめられたスパンコールがまばゆく光った。壇上では「今年も5勝することができて、とても嬉しいです」と白い歯を覗かせた。
今季5勝を挙げた山下はメルセデス・ランキングで1位となり、2年連続で「年間女王」の座に就いた。史上最高額の2億3502万967円を獲得した昨季に続き、今季も2億1355万4215円で賞金ランキング1位に。2年連続で2億円の大台を突破するのはJLPGAツアー史上初の快挙だ。
平均ストロークでも連覇。昨季は日本人初の平均ストローク60台となる69.9714をマークしたが、今季は69.4322とさらに向上。2019年に申ジエ(スリーボンド)が記録した69.9399を上回り、JLPGAツアー最少記録を更新した。他にも平均パット数、平均バーディー数、パーブレーク率で新記録を樹立。JLPGA栄誉賞を授与された。
特別功労賞には今季限りで日本ツアーを引退したイ・ボミが選出された。2011年よりJLPGAツアーに参戦し、15、16年には2年連続で年間最優秀選手賞、賞金ランキング1位、平均ストローク1位を達成するなどトッププレーヤーとしてツアーを牽引。JLPGAの発展に多大な貢献を果たしたことが評価され、壇上ではこれまでの活躍を振り返る映像が流されて涙した。
【受賞者一覧】
〇JLPGA Mercedes-Benz Player of the Year(年間最優秀選手賞)
山下美夢有(3117.19ポイント)
〇賞金ランク1位
山下美夢有(2億1355万4215円)
〇平均ストローク1位
山下美夢有(69.4322)
〇JLPGA 明治安田生命 新人賞
神谷そら
〇JLPGA ステップ・アップ・ツアー賞金ランク1位
ウー・チャイェン
〇敢闘賞
櫻井心那
〇JLPGA栄誉賞
山下美夢有
〇JLPGA輝き賞
申ジエ
〇メディア賞「ベストショット」部門
岩井明愛、岩井千怜(RKB×三井松島レディス最終日、プレーオフ2回目のセカンドショットの直ドラ)
〇メディア賞「ベストコメント」部門
イ・ボミ(NOBUTA GROUP マスターズGC レディースの表彰式後の引退セレモニー「プロゴルファー、イ・ボミは私と日本の皆様が一緒につくりあげました。人間イ・ボミは皆様とつくりあげたプロゴルファー、イ・ボミをこの先ずっと忘れません」)
〇特別賞
Hitachi 3Tours Championship JLPGAチーム(山下美夢有、申ジエ、岩井明愛、小祝さくら、岩井千怜、櫻井心那)
○特別功労賞
イ・ボミ
(THE ANSWER編集部)