大谷翔平の腕時計、米時計専門メディアが報道に異論 「納得してない」と特定試みた結果は…
米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手が14日(日本時間15日)の入団会見でつけていた腕時計が話題を呼んでいる。米男性ファッション誌「GQ」が「完璧な時計を選択した」と絶賛。グランドセイコーのSBGM221 GMTだと報じたが、米時計専門メディア「HODINKEE(ホディンキー)」は「納得してない」と異論。独自にモデルの特定を試みた。
米時計専門メディアがモデルの特定を試みる
米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手が14日(日本時間15日)の入団会見でつけていた腕時計が話題を呼んでいる。米男性ファッション誌「GQ」が「完璧な時計を選択した」と絶賛。グランドセイコーのSBGM221 GMTだと報じたが、米時計専門メディア「HODINKEE(ホディンキー)」は「納得してない」と異論。独自にモデルの特定を試みた。
ブルーグレーのスーツに、少し青みがかかったネクタイで会見した大谷。左手首に巻いていたのは、クラシカルなフォルムに上品さも兼ね備えた時計だった。新しいドジャースユニホームを着た時も見え隠れ。光に反射する場面もあった。
創刊92年の歴史を誇る世界的なファッション誌「GQ」はこの時計をグランドセイコーのSBGM221 GMTとしたが、時計を専門とする米メディア「HODINKEE」はこれに異論を唱えた。「ショウヘイ・オオタニが記録破りのドジャース入団発表の際にグランドセイコーを着用」と題する記事の中で、著者のマーク・カウズラリッチ記者は「私は納得していない」とし、同じグランドセイコー製でも別モデルであると解析を図った。
「スポーツの歴史において、これだけ莫大な瞬間に際し、彼の手首を少なくともチラ見せずにはいられなかった」と会見中に着用していた腕時計に着目。「HODINKEEの同僚たちと一緒に過ごしているときにオオタニの会見の写真を見た」というカウズラリッチ記者は、「ズームし、目を細めて見た」そうだ。
同記者は「ダイヤルの6時のところを見ると、3行の文字列に気付く。そのうち、真ん中が他よりも長い。これでハイビートGMTに絞られる。ケースの形は“エレガンス”コレクションの時計のもので、ダイアルには長い棒状のインデックスがあり、そのどれも二重になっていない」などと分析。「白いダイヤルとこれらを合わせると、私の(知識に基づく)最良の推測として、SBGJ217に着地した」と結論づけた。
SBGM221 GMTは同社公式サイトで60万5000円(税込)。一方、SBGJ217は同サイトでは現在ヒットしないが、複数の時計販売店のサイト上では77万円(税込)と表示されている。
(THE ANSWER編集部)