大坂なおみ、圧巻の9連勝の裏にある精神面の成長 「いつか助けてくれるだろうと」
「全ての試合でパーフェクトは不可能」“割り切り”が生んだ安定感
「サーブに関しては、ピンチになったときにはいつか助けてくれるだろうと思っている。だから今日は、そこで違ったことをしようとは思っていなかった。まずかったのは、ややトスを前にあげてしまっていた。だからネットにひっかかってしまった。そういう点は簡単に修正できる点です」
だからこそ、崩れずに立て直せたのだろう。異例の注目度の中、ミスが続けば、精神的に追い込まれてもおかしくなさそうなものだが、「全ての試合でパーフェクトは不可能」と割り切った。「今日はやらなければいけないことはできたと思います」と自身のプレーに及第点を与えていた。
精神面の安定は確実に増している。凱旋優勝まで残り2つ。「大会で優勝したいという思いがある。ここでぜひ勝ちたい。それがいつも必ず頭にはあります。自分の最高のテニスをして良い結果を残せるように努力したいと思います」と力強く誓った。
(THE ANSWER編集部)