井上尚弥に破壊された4人の“地獄のKO絵図”に米衝撃 「これは冷酷だ」「マジでモンスター」
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF世界同級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行う。勝てば男子では世界2人目となる2階級4団体統一の偉業。世界が注目する決戦の観戦機運を高めるべく「偉業へのカウントダウン」と題し、過去の名珍場面を紹介する。今回は“地獄のKO絵図”の画像など。
井上尚弥「偉業へのカウントダウン」
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF世界同級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行う。勝てば男子では世界2人目となる2階級4団体統一の偉業。世界が注目する決戦の観戦機運を高めるべく「偉業へのカウントダウン」と題し、過去の名珍場面を紹介する。今回は“地獄のKO絵図”の画像など。
○2022年12月、敗者たちのダウンシーンを網羅
涼しい表情の井上とは対照的に、周囲では4人の男たちが倒れていた。手前右で手をついたポール・バトラー、左には仰向けのノニト・ドネア、左奥は腹部を押さえて座り込むマイケル・ダスマリナス、右ではジェイソン・マロニーが尻もち。いずれも井上がバンタム級時代に相手をキャンバスに沈めてきたシーンだ。
米興行大手・トップランク社公式X(旧ツイッター)が画像を公開。「ナオヤ・イノウエの後に続く破壊の道」と紹介した。やられた4人からすれば地獄のような戦い。米ファンからは「彼は信じられない男だよ……」「史上最高のボクサーだ」「オーマイガー、モンスターだ!」「マジでモンスターじゃないか」「これは冷酷だ」と衝撃の声が上がっていた。
○2023年8月、トップランク社社長が絶賛
トップランク社のトッド・デュボフ社長が、米著名ボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏がホストを務める米ポッドキャスト番組「ファイト・フリークス・ユナイト・リキャップ・ポッドキャスト」に登場。スティーブン・フルトンを破った井上に対し、「30年間のプロモーター人生で見てきた中で最高のボクサーだ」と絶賛した。
当時はパウンド・フォー・パウンド(PFP)でテレンス・クロフォードと井上の1位論争が、海外メディアやファンの間で巻き起こっていた。ラファエル氏が「その中にはパッキャオやメイウェザーも含まれるわけだよね」と反応すると、デュボフ社長は「3年前に2人の殿堂入りマッチメーカーに(井上が最高の選手だと考えることは)クレイジーかと聞いたんだ。フルトン戦の後に彼らは『君はクレイジーじゃない』と答えてきたよ。彼(井上)はそれほど優れているんだよ。私の見解だけどね」と根拠も示した。
「あなたはパッキャオもメイウェザーもクロフォードも30年のプロモーター人生でプロモートしてきたよね。その中でもイノウエが最高だと思うのかい?」とラファエル氏に念を押されたデュボフ社長。「私個人の視点ではそうだ。私は攻撃的なボクサーが好きだ。彼の両拳のパワーにスピード、IQ、ディフェンスにオフェンス、プレッシャーの掛け方、彼が1993年以降で最高のボクサーだと私は思う。でもこれは私の個人的な意見だからね」と回答していた。