マリナーズのハニガーが“神走塁”を披露

　米大リーグで巧みすぎる本塁へのスライディングが話題を呼んでいる。一塁から一気に本塁を陥れた際に、捕手のタッチを絶妙なタイミングでかいくぐりセーフに。まるでかつてのイチローの忍者走塁を彷彿とさせるようなプレーをMLBが動画で公開。ファンは大いに沸いている。

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　19日（日本時間20日）のマリナーズ―アストロズ戦。主役はマリナーズのミッチ・ハニガー右翼手だ。3点リードの5回2死一塁。一塁走者は四球で出塁したハニガー。カノの中越えへの打球に、ハニガーは二塁を回り、さらに一気に加速し三塁ベースも蹴った。

　中継に入っていた遊撃手のゴンザレスからも素晴らしいボールが返ってきた。どちらが早い……!?　間一髪だがわずかにアウトのタイミング。捕手のマルドナドがタッチしようとしたその瞬間だ。滑り込み、左手でベースを触ろうとしたハニガーだったが、捕手の方が早いとみるや、寸前で左手を引っ込め、回り込むようにして右手でのタッチに切り替えたのだ。

　マルドナドはタッチに成功したと勘違いしたのか、立ち上がろうとした瞬間、ハニガーが右手でしれっとホームベースを触った。見事に生還。スライディングの技術。とっさの判断力が光った“神走塁”だった。