ウインターミーティングが開幕、ブレーブスも大谷側と交渉中？

　米大リーグの各球団首脳が集まるウインターミーティングが、4日（日本時間5日）に米テネシー州ナッシュビルで開幕し、エンゼルスからフリーエージェント（FA）となった大谷翔平投手の新天地への注目が高まっている。米メディアは、ブレーブスがまだ新天地候補として残っていると伝え、今季ナ・リーグを席巻した強打線に大谷が加わった予想オーダーを公開。これにファンからは「史上最高のラインナップになる」とコメントが寄せられている。

　米専門局「MLBネットワーク」の番組内でジョン・モロシ記者は「オオタニ陣営との会話によると、ブレーブスはこの会話から排除されていない」「ブレーブスはカブスやブルージェイズなど、ドジャースでない他の球団と同じくらいチャンスがあると思う」と、ブレーブスが移籍先の候補として今も残されていると伝えた。

　ブレーブスは今季、メジャー最多の104勝（58敗）を残してナ・リーグ東地区を独走。2位のフィリーズに14ゲーム差をつけ地区優勝した。その原動力となったのが強力打線で、チーム307本塁打、チーム打率.276、OPS.845はいずれもメジャートップだ。ア・リーグ本塁打王の大谷が加入すれば、まさに夢のラインナップが完成する。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」がMLB専門のX（旧ツイッター)アカウントで公開したブレーブスの予想ラインアップは、大谷を「3番・DH」に置き、1番には史上初の40発70盗塁（41発73盗塁）を達成し、ナ・リーグのMVPに輝いたロナルド・アクーニャJr.が座る。「2番・二塁」で今季33本塁打のオジー・アルビーズを起用し、「4番・一塁」に54発139打点で2冠に輝いたマット・オルソンを並べている。大谷が加入すれば、3、4番に今季両リーグの本塁打キングが並ぶ夢打線だ。

　最強オーダーを「どう思う？」という問いかけにファンからは「これは史上最高のラインナップになるだろう」「なんだこのラインナップ構成は」と驚きのコメントが並んだ。さらに「オオタニがブレーブスに…私たちにトロフィーをもたらしてくれ」と、2021年以来の世界一を託す言葉もあった。