ボクシング元世界王者のガード姿勢が「ぎこちなく不快だ」 敵を背にする「異常な作戦」に米疑問
米ヒューストンで2日(日本時間3日)に開催されたボクシングのスーパーライト級12回戦に、元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(米国)が登場。オスカル・ドゥアルテ(メキシコ)を相手に8回TKO勝利を収めた。再起戦で強さも見せたが、米記者からは試合中の防御姿勢に「控えめに言っても異常な作戦だ。そしてそれは効果的ではなかった」と辛辣な声が寄せられた。
ライアン・ガルシアが再起戦勝利
米ヒューストンで2日(日本時間3日)に開催されたボクシングのスーパーライト級12回戦に、元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(米国)が登場。オスカル・ドゥアルテ(メキシコ)を相手に8回TKO勝利を収めた。再起戦で強さも見せたが、米記者からは試合中の防御姿勢に「控えめに言っても異常な作戦だ。そしてそれは効果的ではなかった」と辛辣な声が寄せられた。
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苦戦するシーンもありながら最後は連打をまとめてTKO勝ちしたガルシア。しかし、ディフェンスには米記者から疑問の声が上がった。
ドゥアルテが攻勢を強めたところで、ガルシアは真正面で向き合わず、背中を向けるようにしてパンチを避けていた。米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は自身のXで「ドゥアルテが攻撃する中、ガルシアは相手に背を向け続ける。控えめに言っても異常な作戦だ。そしてそれは効果的ではなかった」と試合中に投稿した。
さらに米専門誌「ザ・リング」の編集長ダグラス・フィッシャー氏は試合後にXで「リング上でのガルシアはぎこちなく不快に見えた、特に密接時に相手に背を向けたときは」と、コッピンガー記者と同様に疑問視。「しかし彼のスピードとパワーはワールドクラスだ。ドゥアルテは強固だ」と一定の評価も与えていた。
スター選手のガルシアはこれで24勝(20KO)1敗。今年4月にガーボンタ・デービスに7回KO負けでキャリア初黒星を喫していたが、再起戦で無事に勝利を収めた。
(THE ANSWER編集部)