山下美夢有、年間女王&賞金2億円突破もご褒美は「全然…」来季は「五輪は凄く出たい」と意欲
女子ゴルフの今季ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは26日、宮崎CC(6497ヤード、パー72)で最終日が行われ、単独首位で出た22歳・山下美夢有(加賀電子)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで逃げ切って今季5勝目、通算11勝目。大会連覇も飾り、1988年のツアー制施行後、史上6人目&史上最年少で2年連続年間女王が確定した。
今季ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
女子ゴルフの今季ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは26日、宮崎CC(6497ヤード、パー72)で最終日が行われ、単独首位で出た22歳・山下美夢有(加賀電子)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで逃げ切って今季5勝目、通算11勝目。大会連覇も飾り、1988年のツアー制施行後、史上6人目&史上最年少で2年連続年間女王が確定した。
メルセデスランキング1位で迎えた最終戦。年間女王争いは山下を含め、同2位の申ジエ、同3位の岩井明愛に絞られ、優勝すれば無条件で戴冠という三つ巴の構図だった。最終日を単独首位で出た山下は3番パー4、5番パー3と立て続けにボギーを叩いて、高橋彩華に首位を明け渡したが、8、9番で連続バーディー。運命のサンデーバックナインに突入すると、13番パー5で再びバーディーを奪って単独首位に浮上した。16番でも1つ伸ばして逃げ切り、優勝とともに年間女王も手中に収めた。
18番でウイニングパットを沈めると笑みをこぼした。昨シーズン年間女王に輝いていた山下。2年連続の戴冠は15、16年のイ・ボミ以来6人目となり、22歳での達成は史上最年少の快挙となった。セレモニーなどを終え、優勝会見に出席した山下は「(快挙の)あまり実感はないです。まずは1年間怪我もなく、戦えたことは今年も凄く良い1年だった」と長いシーズンの戦いを振り返った。
獲得賞金も2億円を突破し、ご褒美は「全然、考えていないです(笑)」と話したように目の前の戦いに集中してきた山下。むしろ「今年はメジャーで成績を出したいということが目標だった。そこがうまくいかずに悔しい想いをしたので、来年は良い成績を出せるように」と課題を口にし、来シーズンの目標の一つにパリ五輪を挙げた。「五輪は凄く出たい。日本代表として出られる大会だし、代表選手として出たい気持ちはある。五輪は記念に残る大会」と意欲を口にした。
それでも「まずはしっかりと来年も変わらず頑張りたい」と平常心は崩さない。ただ、プレッシャーから解放された今、やりたいことについては「ごはんが好きなので、美味しい物を食べたいですね」とほほ笑んだ。
(THE ANSWER編集部)