鍵山優真が圧巻288.39点でNHK杯制覇! 2位宇野昌磨と僅差1.84点差ワンツー、揃ってGPファイナル進出決定
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は25日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の22年北京五輪銀メダリスト・鍵山優真(オリエンタルバイオ)が182.88点で合計288.39点をマーク。186.35点、合計286.55点で2位となった宇野昌磨(トヨタ自動車)とわずか1.84点差の一騎打ちを制し、優勝を飾った。2人は12月のGPファイナル(北京)の出場権を獲得した。3位ルーカス・ブリッチギー(スイス)は合計254.60点だった。
GPシリーズ第6戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は25日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の22年北京五輪銀メダリスト・鍵山優真(オリエンタルバイオ)が182.88点で合計288.39点をマーク。186.35点、合計286.55点で2位となった宇野昌磨(トヨタ自動車)とわずか1.84点差の一騎打ちを制し、優勝を飾った。2人は12月のGPファイナル(北京)の出場権を獲得した。3位ルーカス・ブリッチギー(スイス)は合計254.60点だった。
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大阪で日本男子2人の頂上決戦が繰り広げられた。
最終組のラストから2人目に登場したのが、SP2位の宇野。鍵山との差5.31点を追いかけ、冒頭の4回転ループ、4回転フリップをそれぞれ着氷させた。続く3回転アクセルで堪えるような着氷で単発に。後半も4回点が2回転トウループに抜けたが、直後にリカバリーするなど、表現力を含め、さすがの安定感を発揮した。
そして、最終滑走で鍵山が登場した。冒頭から高さのある4回転サルコーを着氷。4回転トウループ―1回点オイラー2回転サルコーの3連続ジャンプも綺麗に決めた。中盤の3回転アクセルで転倒する場面があったが、動じることなく、洗練されたステップ、スピンを披露。堂々と演じ切り、場内の大歓声を浴びた。
優勝が決まると「終わるまでは結果は気にしてなくて、とにかく今日は自分がやるべきことに集中してやろうと。アクセルで転んでしまったのは悔しいけど、それ以外の要素は落ち着いてできた。また、次に向けて頑張りたい」と表情を緩めた。
「この大きな大会での最終滑走はすごく緊張したけど、今までネイサン選手の次とか滑っていたので、メンタル的には大丈夫だった」と鍵山。「とにかく今日は自分に集中してやることできた。今日は宇野選手と滑ることができてうれしくて楽しかったけど、またファイナルで一緒に滑るのが楽しみです」と話した。
鍵山は前日のSPで4回転ジャンプ2本を切れる構成で105.51点の今季世界最高点をマーク。知らなかった本人は「全員含めてですか? え~っ!」と仰天。「全然気にしてなかったですけど、今日はしっかりまとめられるようにと意識した。その結果で105点という評価が得られたのはうれしく思います」と語っていた。
GPシリーズ第3戦のフランス大会は3位。12月のGPファイナル進出も決めた。「もっともっとレベルアップして、今度こそはショート、フリーをパーフェクトでいけるように。(出場が決まりながら)前大会(GPファイナル)が中止になった悔しさも含め、全てのエネルギーを使っていけるように頑張ります!」と誓った。
(THE ANSWER編集部)