サッカーU22韓国が起こしたサプライズに「アンリは震えた」 母国メディアも衝撃「フランスを制圧」
男子サッカーの韓国U-22代表は20日(日本時間21日)、フランスのル・アーブルで行われたフランスU-21代表との親善試合に3-0で完勝した。監督を務めるのは、かつてJリーグのセレッソ大阪などでも活躍したファン・ソンホン氏。韓国各メディアの報道によると、この年代でフランス代表に勝つのは初めてで、パリ五輪を目指すチームが開催国で成し遂げた快挙に、メディアは驚きの反応を見せている。
来年4月のパリ五輪アジア地区予選を前に勢いづく韓国
男子サッカーの韓国U-22代表は20日(日本時間21日)、フランスのル・アーブルで行われたフランスU-21代表との親善試合に3-0で完勝した。監督を務めるのは、かつてJリーグのセレッソ大阪などでも活躍したファン・ソンホン氏。韓国各メディアの報道によると、この年代でフランス代表に勝つのは初めてで、パリ五輪を目指すチームが開催国で成し遂げた快挙に、メディアは驚きの反応を見せている。
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試合は米MLSのミネソタでプレーするチョン・サンビンが後半25分、34分と2得点し、Kリーグの浦項に所属するホン・ユンサンも試合終了直前にゴールを決めた。
韓国紙「スポーツ朝鮮」は「ファン・ソンホンの“フランス侵攻”にレジェンド・アンリは震える…2匹のウサギという収穫」という刺激的な見出しで報じた。フランスの指揮を執ったのはかつての名ストライカー、ティエリ・アンリ氏だった。
一方で、この勝利は韓国でも驚きをもって伝えられている。同紙も「ファン・ソンホンが強力な金メダル候補のフランスを現地で下す驚きの異変を起こした」と報道。韓国代表は1988年のソウル大会以来、五輪の連続出場を続けており、来年のパリ五輪予選には10大会連続出場がかかる。来年4月に行われる、五輪予選を兼ねた23歳以下のアジアカップに挑むのがこのチームだ。
この勝利を同紙は「本戦の水準と重さを感じることができる良い機会だった」としている。「フランスにはバイエルン・ミュンヘンの有望株マティス・テルやチェルシーのマロ・ギュストがいる。18日のオーストリアとの試合に0-2と、アンリ監督の就任後始めて敗れたフランスは、韓国戦で雰囲気を変えるという覚悟だった。そんなフランスを制圧することに成功し、本戦に対する免疫力を高めた」と報じた。
さらに「欧州でも指折りの実力を持つフランスとの一戦を通じて、経験と(選手の)テストという2羽のウサギを捕まえた。勝利という自信まで加えた。新型コロナなどで十分な経験を詰めなかった若手には大切な機会になった。得るものが本当に多い勝利だった」と数々の収穫を挙げていた。
(THE ANSWER編集部)