カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023

　アジアプロ野球チャンピオンシップ第3日が18日、東京Dで行われ、日本代表「侍ジャパン」がオーストラリアと対戦し、10-0で8回コールド勝ちを収めた。試合後、井端弘和監督は勝利インタビューで、5回をパーフェクトに抑えた先発の早川隆久について、「本当に素晴らしいピッチングだった」と絶賛している。

　日本は初回、無死一、二塁から3番・小園海斗が中堅へ先制タイムリー。さらに3回には4番に入った万波中正が1死二、三塁から三塁打を放ち2点を追加、4回にも1死満塁から小園が押し出しの四球を選び4-0とした。さらにその後も加点していくと、8回13安打で10-0のコールド勝ちを収めた。

　試合後の勝利インタビューで井端監督は、「まだ出てない選手もいましたし、その選手を出して経験させたのは良かったと思います」と完勝劇を振り返った。

　指揮官が特に称えたのが、先発した早川隆久だ。5回7奪三振の力投を見せパーフェクトに抑え、日本に勝利を呼び込んだ。

　井端監督も「この大会に入ってピッチャー陣が頑張ってくれている。（早川は）本当に素晴らしいピッチングだった」と称えた。

　今大会を通じて好投が続いている日本の投手陣。井端監督は明日の決勝へ向けて、「ほとんどのピッチャーが自分の投球をしてくれている。明日は総力戦で全員で投げるつもりで、全員で勝ちに行きたい」「明日はプロ野球での最後の試合になるので、ぜひいい試合で締め括ってファンの皆さんに優勝を届けたい」と決勝への意気込みを語った。