東京ドーム騒然…8か月前から進化の衝撃HR もうサポートじゃない万波中正、刻んだ侍の第一歩
アジアプロ野球チャンピオンシップ第2日が17日、東京Dで行われ、日本代表「侍ジャパン」が韓国を2-1で下した。開幕2連勝で単独首位に立ち、決勝進出が決定。1-0の4回には先頭の6番・万波中正外野手(日本ハム)がバックスクリーンへ豪快なソロ本塁打。今大会1号で「打った瞬間、行ったなと。140点満点です」と自画自賛した。3月のWBC壮行試合ではサポートメンバーとして同じく豪快な一発を放っているが「あの時と比べ物にならないくらいの価値がある」と国際大会での一発を喜んだ。
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
アジアプロ野球チャンピオンシップ第2日が17日、東京Dで行われ、日本代表「侍ジャパン」が韓国を2-1で下した。開幕2連勝で単独首位に立ち、決勝進出が決定。1-0の4回には先頭の6番・万波中正外野手(日本ハム)がバックスクリーンへ豪快なソロ本塁打。今大会1号で「打った瞬間、行ったなと。140点満点です」と自画自賛した。3月のWBC壮行試合ではサポートメンバーとして同じく豪快な一発を放っているが「あの時と比べ物にならないくらいの価値がある」と国際大会での一発を喜んだ。
名古屋でかっ飛ばしたのと同じ、バックスクリーンへの一撃。ただ、8か月前と違って本物の国際大会での一発だ。4回、先頭打者で打席に入った万波。外寄り146キロ直球を逃さなかった。乾いた打球音が響き、ボールは軽々スタンドイン。東京ドームがこの日一番のどよめきに包まれた強烈な中越えソロは打球速度173キロ、飛距離129メートルとパワフルだった。
大谷翔平ら世界一に輝いたWBCメンバーのサポート役として、3月4日の壮行試合・中日戦(バンテリンドーム)に途中出場。豪快な2ランを放ち、存在感を見せつけていた。「(国際大会の)本戦だし、1点差ゲームのホームランはあの時と比べ物にならないくらいの価値がある」。質問に応じた声にも喜びを滲ませた。
3月、打撃練習で衝撃的な飛距離を見せつけた大谷の凄さに仰天した。この日、二刀流はメジャー2度目のMVPを獲得。「(自分の飛距離は)本当にまだまだだなと思う。凄いな、ということばかり」。今季は日本ハムで141試合に出場。25本塁打と長打力を発揮し、強肩ぶりでも度々話題になったが、目指すところはずっと上だ。
井端監督は会見で「ああいう打球も不思議じゃない。彼がセンター中心に打つときは状態がいいのかな。いい角度で打球が上がっていく。芯に当たれば、センター、ライトどこでも入る打者」と評価した。国際大会の緊張感の中で戦う23歳。「フル代表に食い込んでいけるように。第一歩だと思って大会に臨んでいる。今日みたいな拮抗する場面で一本打てる、勝負強いバッターになりたい」と更なる成長を誓った。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)