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日韓戦を前に…韓国の若き主砲が語った日本投手のすばらしさ「本当に自由自在」 指揮官も警戒「一枚上手」

アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕し、初戦は韓国が延長10回、3-2のサヨナラで豪州を下した。17日に控える日韓戦へ向けて、サヨナラ打を放ったノ・シファン(ハンファ)は「本当に自由自在」と日本の投手のすばらしさを口にし、リュ・ジュンイル監督も日本は「私たちより一枚上手」と警戒モードだ。

豪州戦でサヨナラ打を放った韓国のノ・シファン【写真:荒川祐史】
豪州戦でサヨナラ打を放った韓国のノ・シファン【写真:荒川祐史】

カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023

 アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕し、初戦は韓国が延長10回、3-2のサヨナラで豪州を下した。17日に控える日韓戦へ向けて、サヨナラ打を放ったノ・シファン(ハンファ)は「本当に自由自在」と日本の投手のすばらしさを口にし、リュ・ジュンイル監督も日本は「私たちより一枚上手」と警戒モードだ。

 試合は2-2で延長に突入し、韓国はタイブレークの10回無死一、二塁から4番のノ・シファンが左前にサヨナラ打を運んだ。ナインの手荒い出迎えを受け歓喜に包まれたが、試合後の会見では冷静に日本の投手に対する印象を口にした。

「私が思うコントロールが素晴らしい。外角、内角本当に自由自在。レベルの高い変化球を持っている。やり方を私が変えることはないが、どの投手と対戦してもできることに集中し、勝ちたい」

 ノ・シファンは今季韓国プロ野球で31本塁打、101打点の2冠に輝いた待望の若き大砲だ。2018年に宮崎で行われたU18アジア選手権や、今年9月のアジア大会に出場するなど日本との対戦経験も豊富。その上で強く警戒している。

 韓国は今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会連続の1次リーグ敗退を喫した。代表の世代交代は急務となっており、原則24歳以下という年齢制限もある今大会はその第一歩だ。リュ・ジュンイル監督は「杭州アジア大会で金メダルを取ったが、世代交代を行う必要がある。私たちより一枚上手の日本選手と対戦すると、韓国選手もいろいろなことを体験できると思う」と挑戦者の立場を強調していた。

(THE ANSWER編集部)


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