シード圏内49位・川崎春花、5連続含む8バーディーで初日2位発進 緊張感は「逆に意識して…」
女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが16日、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で開幕。川崎春花(村田製作所)が5連続を含む8バーディー、2ボギーの65で回り、8アンダーで首位の岩井千怜(Honda)と2打差の2位発進した。昨年ツアー初優勝でメジャー制覇したが、今季は未勝利。「意識しないと思わずに逆に今回は意識して臨んでいます」とプレッシャーに正面から立ち向かっていることを明かした。
大王製紙エリエールレディス初日
女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが16日、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で開幕。川崎春花(村田製作所)が5連続を含む8バーディー、2ボギーの65で回り、8アンダーで首位の岩井千怜(Honda)と2打差の2位発進した。昨年ツアー初優勝でメジャー制覇したが、今季は未勝利。「意識しないと思わずに逆に今回は意識して臨んでいます」とプレッシャーに正面から立ち向かっていることを明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
一気に流れを変えた。インスタートの川崎は11番パー5で幸先よくバーディーを奪ったものの、続く12番でボギー。14番のバーディーも17番の“池ポチャ”で吐き出し、チグハグなゴルフだった。だが、アウトに入ると一気に爆発。1番で4メートルを沈めてバーディーとすると、2番は7メートル、3番は9メートル、4番は3メートル、5番では10メートルのロングパットをねじ込み、5連続バーディーで一気に盛り返した。
7番でもスコアを伸ばし、終わってみればハーフで「初めて」の29。「あまり考えてなくてパットを距離感だけ意識してたら入ったな、みたいな感じでした」と振り返った。
昨季はルーキーながらメジャーの日本女子プロ選手権を制し、その後にもう1勝挙げて実力を示した。しかし、今季は2度の3位が最高で、出場31試合中15試合で予選落ち。今大会前のメルセデス・ランキングも49位となっている。メジャー制覇で3年のシード権(10年以内なら使用時期は任意)を持つため、今季50位以内に入れずシード権獲得を逃してもツアー出場はできる立ち位置にいる。
だが、50位以内に入って3年シードを使わずに残しておきたいところ。“シード落ち”の回避へ「何となく最後まで緊張が続いていました」という精神状態でのラウンドだった。「大事な試合だと自分の中ではわかっていたので、意識しないと思わずに逆に今回は意識して臨んでいます」とあえてプレッシャーと向き合った。「自信を持って臨めるようにそのためにしっかり準備をしようと思っていました」という。
大詰めでようやくつかんだ手応え。「今日のこういう感じでやればこのスコアが出るんだと学びになったので、明日以降には活かしていきたいなと思います」。緊張感ある戦いを乗り切る準備と覚悟はできているようだ。
(THE ANSWER編集部)