侍J・井端監督、初陣の先発を赤星優志に託した理由「迷わなかった」 キーマンは「短期決戦なので…」【会見一問一答】
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日に東京ドームで開幕する。15日には各国が練習を行い、日本代表「侍ジャパン」は井端弘和監督、16日の台湾戦に先発登板する赤星優志(巨人)が会見。井端監督は「迷わなかった」と初陣に赤星を起用した理由を語り、キーマンは「短期決戦なので、全員」とした。以下、会見一問一答。
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日に東京ドームで開幕する。15日には各国が練習を行い、日本代表「侍ジャパン」は井端弘和監督、16日の台湾戦に先発登板する赤星優志(巨人)が会見。井端監督は「迷わなかった」と初陣に赤星を起用した理由を語り、キーマンは「短期決戦なので、全員」とした。以下、会見一問一答。
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◇ ◇ ◇
――いよいよ開幕。今の率直な心境は。
井端監督「11月5日に集合して、1週間ほどやってきて選手の状態も上がってきた。代表監督になって、僕自身も初めてですし、非常に気持ちは高ぶっています」
赤星「初の国際大会。凄く緊張しているし、明日から試合が始まるので身が引き締まる思いです」
――今日の練習の雰囲気は。
井端監督「宮崎でやっている時は課題を持ちながら選手がやっていた。今日見る限りでは、そのあたりもなく、試合モードに入ってバッティング練習をやっていた。凄く状態がいいなと思っている。(赤星は)緊張はあると思うが、本来の自分の持っているものを出してもらえたらいいかなと思う」
――赤星を初戦の先発に選んだ理由は。
井端監督「制球もいいですし、中盤から終盤にかけてペナントレースですごく安定した投球を見せていた。一戦目というのは迷わなかったですね。ジャイアンツでやっていますし、沢山のお客さんの前で投げてますし、いつも通りのピッチングをしてくれれば勝てるんじゃないかなと思います」
――リーグ戦と違った心境はあるか。
赤星「試合は一発勝負になる。明日にかける、そういう意気込みです」
――初戦の相手・台湾の印象は。
井端監督「明日先発するピッチャーも非常にいいボールを投げますし、バッターもきっちり振ってこられる打者がいる。小技も使える選手がいるというところでバランスが取れていると思います。きっちりと注意するところを注意して運んでいかないといけないと思う」
赤星「映像で打者の確認をしたが、小技もあるし、足も使ってくる。注意しながら投げていきたい」
――一発勝負の場で心がけることは。
赤星「まずは打者一人ひとり、ワンアウトずつ取っていければいいのかなと思う」
――短期決戦で一番大切なポイントは。
井端監督「当然、初戦ですよね。自分が現役の時もそうですし、コーチの時もそうですけど、どの大会も初戦は苦労している。まずは1試合全員で集中して勝てれば、その後は乗っていけると思う。選手も緊張あると思うが、早めに本来の動きが取り戻せるように、監督含めてコーチ陣で全力でやっていきたい」
――キーマンを挙げるとすれば誰か。
井端監督「短期決戦なので全員ですよね。早く、乗ってる選手が一人でも多くいる方が良いのかなと思っていますし、とにかく明日全員がヒットを打つというのが、チーム自体も乗ってくる。打った選手はその後もキーになってくると思うので、明日の試合でとにかく1人でも多く打ってくれることを望みます」
――WBCも経験した牧に、チームを引っ張る上で期待することは。
井端監督「普段と変わらず。彼は打つ打たないではない。打ってくれるに越したことはないが、変わらずどっしりと構えてくれたら安心感を与えてくれる。レギュラーシーズン同様やってくれたらと思う」
――今大会の目標と意気込みを。
井端監督「何度も言っているように、国際大会の経験がほとんどの選手が初めて。こういうものだというのを4試合通して知ってくれたらいいし、次の大会、レギュラーシーズンに生かしてくれたらいい。そういうところを全員が持って、結果優勝できればいいかなと思う」
赤星「初戦を任せていただいたので、チームが勢いに乗って来れるようなピッチングができればいい」
――万波、佐藤ら長距離打者に期待するところは。
井端監督「良いところでホームランを打ってくれることに越したことはない。この前の(練習試合で)森下選手が打ったように、劣勢の時でもああいうホームランが出ると周りにもいい影響を与える。良いところで打ってくれたら」
――打線は固まってきたか。
井端監督「そうですね、もう決まってますね。状態はいろいろあると思うし、実績も含めて考えた。イメージ通りかなと思っています」
(THE ANSWER編集部)