オーギュストロダンが現役続行を発表

　世界の競馬ファンに衝撃と歓喜をもたらした欧州馬オーギュストロダン（牡3、A・オブライエン）の現役続行のニュース。今年の英愛ダービーに続き、先日のブリーダーズカップ（BC）ターフも制したディープインパクト最終世代の最強馬が今後、どんなローテーションを組むのかが注目される中、海外専門サイトは早くも世界ランキング1位の日本馬イクイノックス（牡4、木村）との対決を期待する画像を作成。X（旧ツイッター）で公開すると、日本人ファンから「こんなんあったら発狂するだろ」「ドバイで見たい」といった声が上がっている。

　いやがうえにも対決ムードは盛り上がり始めた。オレンジとブルーの勝負服に身を包んだライアン・ムーア騎手に導かれるオーギュストロダンと、スカイブルー地に赤の水玉でお馴染みのシルクレーシングの勝負服をまとったクリストフ・ルメール騎手を背に乗せたイクイノックス。オーギュストロダンの現役続行発表により、2頭の直接対決の可能性が現実味を帯びてきた。

　海外競馬専門サイト「ワールドホースレーシング」の公式X（旧ツイッター）は「実現するのか!?」とつづって、2頭を並べた画像を公開。G1英ダービー、愛ダービーに続き、古馬との対決となった愛チャンピオンステークス、BCターフと芝2000メートルのG1レースを連勝したオーギュストロダンと、今年のG1ドバイシーマクラシックを大楽勝し、現在IFHA（国際競馬統括機関連盟）による「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で1位を守るイクイノックスの対決を期待するような仕上がりだ。これには日本人ファンも大興奮のようで、X上にはさまざまな声が上がっている。

「この対決、可能性があるなら来年のドバイシーマ…」
「ドバイかBCか、はたまたJCなのか」
「もしほんまにこんなんあったらもう発狂するだろ競馬ファンたち」
「現役続行となればみたいのがこの対決」
「最強馬対決が見たい」
「来年のドバイ辺りでぜひ…」
「ハーヘア姉様もこれにはニッコリ」

　オーギュストロダンはBCターフ快勝後は欧州に戻り、エイダン・オブライエン調教師は英専門紙「レーシングポスト」の取材に対し「今は休養し、来年初めに戻ってくるつもりだ」と早々の復帰を明言。一方、イクイノックスはG1天皇賞・秋を快勝後は26日のG1ジャパンカップ（芝2400メートル、東京）を目指して調整している。